117:お姉ちゃんの過去①いくら真似をしても、ほかの人にはなれない
文字数 731文字
ねえ。メルシィお姉ちゃんは、どうして白やピンクを使った可愛いスイーツを作ろうって思ったの?
プロのパティシエールさんのスイーツを食べて、それが美味しかったから真似をしたことがありました
美味しいと思ったスイーツを見つけるたびに、真似して、真似して。だけど、真似するだけでは大会では結果を残せませんでした
スイーツを作り大会に出る以上は勝ちたい、結果を残したい。そのためにはどうしたらいいのでしょう?
考えた結果、お姉ちゃんは気付きました。人は自分にしかなれないのだ、と。いくら真似をしても、ほかの人にはなれないんです
そもそも、スイーツを作ろうと思ったきっかけも、友達に誘われてなんとなく、でした
それからは試行錯誤の日々でした。思いついたことをなんでも実行し、そして知りました。スイーツは自分の工夫次第で、いくらでも可愛くすることが出来るだと
それが楽しくて、わたしをスイーツの道に誘ってくれた友達がスイーツ作りをやめた後も、わたしは1人で勉強し続けました
頑張るお姉ちゃんのことを、友達や近所の皆さん、たくさんの人たちが応援してくれました
ええ。実はお店に来てくれるお客さんのほとんどは、友達なんですよ。年齢も性別も国籍も関係なく、たくさんの人と友達になっているんです
そんな原点を思い出したお姉ちゃんは、自分がスイーツ作りを面白いと思ったきっかけ、可愛いを極めようと決めたんです
そして、19歳の頃に最年少クイーンパティシエールになった。さらに20歳で自分の店を建てた
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