・キャラB
「私は菩薩でも天使でもない。――死神なんだけどねぇ」
いつまでも未熟な死神
○霊園 カスミ(たまぞの かすみ)
性別:女
年齢:17歳(前世14年+死神歴3年)
身長:132cm
体重:34kg
N区市立小学校に通う3年生の女の子。自称9歳。
その正体は地獄からの転校生。
(厳密には召喚されているわけではないのでただの異世界人)
閻魔大王直属第三補佐見習いの死神。わりと優遇されている立場。
人間界に降りれば32秒に1人の魂が手に入れると吹き込まれた彼女は
少女の姿を借りて下界での生活を選択する。
集団生活の中なら死が多いと考えた彼女は市民権を得て小学生に。
畜生界の友人(悪魔)に父親役を演じてもらい、
有事の際は彼を頼っている。
地獄界では味わえない「生のエネルギーに溢れた少年少女」との生活は
死神としての性分を忘れてしまうほど楽しいものだった。
常に他者の名前と寿命が見えてしまう、それ以外は女の子そのもの。
人の魂こそ滅多に得られないが、足元には草花や虫の死が溢れていた。
それらの魂を一喜一憂しながら
地獄送りにすることで彼女(と彼)は生活している。
時には人間の死に直面することもある。
それは彼女にとって、複雑な感情を巡らせるものだった。
「人間の死を喜ばない死神が居るか?」と友人は呆れる。
少しずつ、彼女には人並みの情のようなものが芽生えていた。
能力名:蜘蛛の糸
対象の死を遠ざける能力。
シンプルかつ大人しいが、因果を捻じ曲げるほど強力なもの。
人間だけでなく、草花や虫、無機物にも有効。
彼女が念じている限り、あらゆる死の訪れを先延ばしにできる。
無機物に対して使った場合、自然劣化と崩壊を少しの間無効化する。
多くの死に直面する彼女にとって、
死は歓迎できるものばかりじゃない。
見殺しにするのは残酷だと思ったとき、衝動的に発症した能力。
【夢】
食べるものに困らない裕福な暮らし。
【悩み】
死神として矛盾した生き方。
いつか閻魔大王様に捨てられてしまうこと。
登場作品:【9/27】 ダンゲロスSS(41)如月真琴VSしゃりおっと
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作者:如月真琴