3-3【キャラBに対する質問と答え】

文字数 2,263文字

・キャラB


「私は菩薩でも天使でもない。――死神なんだけどねぇ




いつまでも未熟な死神

○霊園 カスミ(たまぞの かすみ)

性別:女

年齢:17歳(前世14年+死神歴3年)

身長:132cm

体重:34kg




N区市立小学校に通う3年生の女の子。自称9歳。

その正体は地獄からの転校生

(厳密には召喚されているわけではないのでただの異世界人)

閻魔大王直属第三補佐見習いの死神。わりと優遇されている立場。


人間界に降りれば32秒に1人の魂が手に入れると吹き込まれた彼女は

少女の姿を借りて下界での生活を選択する。

集団生活の中なら死が多いと考えた彼女は市民権を得て小学生に。

畜生界の友人(悪魔)に父親役を演じてもらい、

有事の際は彼を頼っている。


地獄界では味わえない「生のエネルギーに溢れた少年少女」との生活は

死神としての性分を忘れてしまうほど楽しいものだった。

常に他者の名前と寿命が見えてしまう、それ以外は女の子そのもの。

人の魂こそ滅多に得られないが、足元には草花や虫の死が溢れていた。

それらの魂を一喜一憂しながら

地獄送りにすることで彼女(と彼)は生活している。


時には人間の死に直面することもある。

それは彼女にとって、複雑な感情を巡らせるものだった。

人間の死を喜ばない死神が居るか?」と友人は呆れる。

少しずつ、彼女には人並みの情のようなものが芽生えていた。




能力名:蜘蛛の糸

対象の死を遠ざける能力。

シンプルかつ大人しいが、因果を捻じ曲げるほど強力なもの。

人間だけでなく、草花や虫、無機物にも有効。

彼女が念じている限り、あらゆる死の訪れを先延ばしにできる。

無機物に対して使った場合、自然劣化と崩壊を少しの間無効化する。


多くの死に直面する彼女にとって、

死は歓迎できるものばかりじゃない。

見殺しにするのは残酷だと思ったとき、衝動的に発症した能力。



【夢】

食べるものに困らない裕福な暮らし。


【悩み】

死神として矛盾した生き方。

いつか閻魔大王様に捨てられてしまうこと。




登場作品:【9/27】 ダンゲロスSS(41)如月真琴VSしゃりおっと

アイコン:トークメーカー公式

作者:如月真琴

ここは……あぁなるほど

それじゃ霊園さん、今日はよろしくね?

Q1.貴方にとって、天使・悪魔って?
Q2.好きな子いる?
Q3.今までで一番幸せだと思ったことは?
Q4.父親代わりの友人さんとの出会いを教えて?
Q5.自分が死神でよかったと思ったことはある?
Q6.人間の友達に『死神ってなに?』って聞かれたら、どう答える?
 

shariotto

……Q7.貴方が死神と知った友達が『私を殺して』と言ってきたら、貴方はどう答えてどう行動しますか?
Q8.能力の代償が『対象と同族の魂(人間なら他の人間の魂、植物なら他の植物の魂)』だったとしたら、それでも能力を使いますか?
Q9.(悩みに関する質問)

死神としての記憶も能力も繋がりもすべて消されて、完全に人間になる魔法

人としての情も喜びも繋がりもすべて消されて、完璧な死神になる魔法

『今』どちらかを受けなければいけないとしたら、どちらを選びますか?

Q10.(Q9)で選んだ魔法、効果が出るまでに24時間の猶予があるとしたら、最後の一日をどう過ごしますか?
……以上で俺の質問は終わりかな?

もし、答え辛かったら、気にしなくてもいいから

A1.「天使は……そうだな、一切縁が無いから何とも言えないねぇ。

   雲の上に居るらしい……としか。遊惰な方々と存じているよ。

   悪魔は私の友人だね。図々しいが気の置けない仲さ」

A2.「全く居ないことはないが、恋とか愛って言えるほど初々しいものじゃないよ。尊いものを守りたくなるとか、大切だから情を注ぎすぎてしまうとか……まぁ、そういう一方的なものはあるねぇ」
A3.「閻魔大王様に褒められたとき……かねぇ。

もう長いことコンタクトも取れていないが、あの瞬間に勝る幸せは無いよ」

A4.「あいつはかなりのお調子者だった。閻魔大王様から地獄送りの死者を寄越せって、立場も弁えずにしょっちゅう面会に来ていたのさ。もちろん相手にもされなかったが、私はそいつが気になって、何回か話すうちに仲良くなっていったよ。……勘違いしているかもしれないが、ビジネス的な父親だからな? 実際は友達みたいなものだよ」
A5.「私は望んで死神になったわけじゃないんだけどね。死後に地獄で一悶着あって、空いている席に座らせてもらった形だ。……つまり、私にとってはただの職業。閻魔大王様に出会えたこととか、人間の寿命が見えるようになったこととか。……結局のところ、手放しに喜べたものは何も無いかもしれないねえ」
A6.『出会ったら死ぬよ。間違っても呼んじゃいけないぜ』
A7.「そいつの魂が極上だったら人目の無い場所で命を奪ってやるかもしれない。そいつが望むなら断る理由も無いだろう。……でも、くだらない命だったら生かしてやる。美味しくなるまで太らせてやるんだよ」
A8.「後味は悪くなると思うが……衝動的に使うときはあるだろうな。

   その代償になった魂は地獄送りにしてもいいのかい?」

A9.「その二択なら間違いなく人間になるだろうて。

   心を失ってまで死神を続ける理由は無いからね」

A10.「いつも世話になってるアイツと焼き肉でも食べながら駄弁って一日を終えたいねぇ。……そうするために、もっと積極的に働かないとね」
回答は以上だよ。

流石堕天使様、えげつなく答えづらい質問を投げてくださった。


機会があったら、一杯飲みながらいつまでも話したいぐらいさ。

二度と交わることは無いだろうけどね。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
※これは自由参加コラボです。誰でも書き込むことができます。

※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。

登場人物紹介

終点の大魔法使い

○ハイジ・フォーサイス


V-tube企画の一つ、『あなたに質問!』の主催者。

神に等しい力を所有しているがその場から動けないのが困りもの。

夢や悩みは特に無く、500年ほど生きている。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色