奪われた処刑具
文字数 1,532文字
そのまま、大臣の寝室でソライユへの尋問──否、拷問は始まっていた。
自ら持ち込んだギロチン台の枠の中を仰向けに寝かされ、その両腕は背中に回して拘束板に通されている。
たわわな両胸の、わずかばかりに覆っていた革の衣装をそこだけ剥かれ、取り外されたもう一枚の拘束版の穴に通された乳房は、それだけでは足りぬかというように根元を荒縄で縛られ、飛び出た肉の塔とされていた。
ソライユの乳房の頂上の、ピンク色の乳首に刺し通されたリング状のピアスが痛々しい。
大臣が根を上げぬかと憤るのは、脅されながらひとつずつ、肉の頂をピアスで貫通されてなお黒幕の名を吐かぬソライユの強情のことだ。
大臣が根を上げぬかと憤るのは、脅されながらひとつずつ、肉の頂をピアスで貫通されてなお黒幕の名を吐かぬソライユの強情のことだ。
大臣が、乳首につけたのと同じリングピアスを指に挟んで見せつける。
その答えはすぐに分かった。大臣がソライユの両脚をグイと開いて、その間にしゃがみ込んだのだ。
そう言いながら、股間を覆っていた極小面積の革ショーツをむしり取る。
大臣の目の前に現れたのは、ブロンドのヘアを少しだけ残してほとんど剃られたソライユの白い恥丘だった。
軽蔑し、憎む相手の下衆な視線。
軽蔑し、憎む相手の下衆な視線。
歪みのない綺麗なピンクの縦筋が、太い指ですうっと撫ぜられる。
ずにゅうっ!
にゅちいっ……ぐちゅくちぃっ!
汗ばむ完璧なプロポーションの肢体が、拘束と凌辱から逃れようと無駄な努力にくねり、乱れた美しい金色の髪が紅潮した頬に貼りつく。
大臣がソライユの恥毛を掻き分ける。
肉襞にぬるりと指を滑らされ、探り出される女の秘核。
冷たいピアスの針先が、熱く火照ったソライユの勃起に添えられる。
言えない。言えるわけがない。