ライラの事
文字数 1,131文字
トウコネン国首都オランケット。
そのオランケットの中心部にたつオランケット城の訓練場。
その中心で対峙する男女。
向かってきた男の方を左に受け流し、バランスを崩させる女。
バランスが崩れて倒れる男の鼻先に、剣を突きつける女。
その女の名前はパウリーナ・ラウラ・タッキ。
この国の騎士団長である
そう言って、演習場を後にするライラ。
出たところで、何者かにタックルを受ける。だが、なんとか耐えて。
抱きついたまま、顔を近づけるフローラ。
フローラが背伸びをして、さらに近づく顔と顔。
キスまで後数センチ…、と言ったところで。
なんとか、フローラの肩を抑え、離れるライラ。
そう言って、ライラの左手を取り引っ張ってお風呂場へ向かうフローラ。
小さくそうつぶやいて、引っ張られてお風呂場へ向かうライラ。
にっこにこで、オフロに入ったお二人でした、と。