11:ヘビ人間 その1
文字数 2,730文字
酢太郎さんは蔵に合いそうな鍵が鍵束についていないか見てみましたが、分かりませんでした。
まさきちゃんは少女にお菓子を差し出します。
まさきちゃんは少女と手を繋ぎます。
片手には少女の手、片手には Siri を持ち、少女に Siri を持たせるか葛藤します。
まさきちゃんは少女に聞こえないようにみんなに話しかけます。
ヘビ人間にもうなってるんだったら普通の人間に対して既に絶対の力を得ることができてるわけでしょ?
我々に言うこと聞かせるの簡単ってことですよね?
ということは館山さんはまだヘビ人間ではないんじゃないですか?
あなたたちが話していると、誰かが階段を駆け上がってくる音がします。そして足音は扉の前で止まりました。
扉を開けようとしています。
まさきちゃんは扉が開けられないようにドアノブを押さえました。
どぉん!
まさきちゃんは押さえていましたが、と扉はものすごい力で開けられてしまいました。
海苔蔵さんはメスを構えます。
あなたたちの目の前でその人物の体がどんどんと変わっていきます。
その存在は人のような姿をしていますが、全身が鱗に覆われ、口には大きな牙、大きな尻尾を携えています。それはヘビのようでもあり人間のようでもあります
よく見ると、その存在は体表が焼け爛れているようです。
その存在はあなたたちに向かって襲い掛かってきました。
その存在は酢太郎さんに向かって攻撃してきました。
ヘビ人間が大きな口で噛み付いてきたため、酢太郎さんは大怪我を負ってしまいました。気絶することはありませんでしたが、傷口からは血が溢れ出ています。
酢太郎さんは扉の近くにいたため逃げることができました。
ヘビ人間はスッと迅之介さんの拳を避けました。
海苔蔵さんは構えたメスを投げました。
海苔蔵さんが投げたメスはヘビ人間に命中することはなく空を切りました。
少女・恵ちゃんも扉から逃げました。
迅之介さん,酢太郎さん,まさきちゃんの残った3人でヘビ人間と戦います。
ヘビ人間はまさきちゃんに攻撃してきます。
しかし体がボロボロの状態であるため、その攻撃は当たりませんでした。
まさきちゃんの攻撃は避けられ、カウンターされてしまいました。