ウォルテア大森林再び(対人戦闘Ⅱ)

文字数 6,218文字

 
(参考)

 アレス・・剣(参)、ATK+10%、弱点分析、貫通(壱)、HP+20%、HP+10%

 NAME(名前) アレス
 才能限界値 6⇩⇩
 LV(レベル) 27
 HP(体力) 50/221(+30%)⇩⇩
 MP(魔力) 34⇩⇩
 SP(スキルポイント) 5/41⇩⇩
 ATK(攻撃) 67(剣+10)(+10%)⇩⇩
 DEF(防御) 41⇩⇩
 AGI(素早さ) 51⇩⇩
 弱点 ヒューマン


 オズワルト・・杖(弐)、雷(弐)、氷(弐)、炎(弐)、風(壱)、弱点分析、MP+20%、MP+30%

 NAME(名前) オズワルト
 才能限界値 8
 LV(レベル) 26
 HP(体力) 182
 MP(魔力) 127/135(+50%)
 SP(スキルポイント) 32
 ATK(攻撃) 73(杖+5)
 DEF(防御) 42
 AGI(素早さ) 62
 弱点 ヒューマン


 レオノーレ・・弓(弐)、遠距離(小)、風(弐)、弱点分析、時空(壱)、AGI+20%

 NAME(名前) レオノーレ
 才能限界値 7
 LV(レベル) 22
 HP(体力) 220
 MP(魔力) 46
 SP(スキルポイント) 40/46
 ATK(攻撃) 57(弓+5)
 DEF(防御) 39
 AGI(素早さ) 74(+20%)
 弱点 エルフ
 耐性 風(半減)、土(半減)


 ザザザザザザザザ

 ザザザザザザザザ


「ちっ。長引いてしまったか」・・・アレス

「増援部隊の到着か」・・・オズワルト

「敵は見たところ、それぞれ男3人(弓、魔法、魔法)と女3人(弓、弓、魔法)の2組のパーティで編成されている」・・・オズワルト


 NAME(名前) 男1(弓)、2(魔法)、3(魔法)
 才能限界値 ???
 LV(レベル) ???
 HP(体力) ???
 MP(魔力) ???
 SP(スキルポイント) ???
 ATK(攻撃) ???
 DEF(防御) ???
 AGI(素早さ) ???


 NAME(名前) 女1(弓)、2(弓)、3(魔法)
 才能限界値 ???
 LV(レベル) ???
 HP(体力) ???
 MP(魔力) ???
 SP(スキルポイント) ???
 ATK(攻撃) ???
 DEF(防御) ???
 AGI(素早さ) ???


「囲め。敵を包囲殲滅する。」

「敵を近づけるな。」

「数が多い」・・・アレス

「厳しい戦いになりそうだ」・・・オズワルト

「どんな戦いでも諦めなければ、道が必ずあります。困難を乗り越えましょう」・・・レオノーレ

「その通りだな」・・・アレス

「レオノーレの言う通りだ」・・・オズワルト

 レオノーレの言葉に俺達は士気が鼓舞される。

「私がお2人を必ず守って見せます」・・・レオノーレ

 レオノーレはMPを8*3=24消費し、時空(壱)の魔法を唱える

「精霊よ。お助け下さい。ヘイスト*3」・・・レオノーレ

 俺達のAGI(素早さ)が大きく上昇する。

 **アレス AGI(素早さ) 51→76 **
 **オズワルト AGI(素早さ) 62→93 **
 **レオノーレ AGI(素早さ) 74→111 **
 **レオノーレ MP(魔力) 46→22 **

 **(参考)エドの場合 AGI(素早さ)  31 **

「レオノーレがそこまで言ってくれているんだ。ここが頑張り時だぞ」・・・アレス

「気持ちを無駄にする訳にはいかないな」・・・オズワルト

(くそ、俺のSPは残り5しかない剣(壱)のスキル2発分だけ。スキルなしには倒しきれない。)・・・アレス

(弱点分析も難しい。相手のステータスが分からない)・・・アレス

「敵の強さが未知数だ」・・・オズワルト

「弱点分析が出来ないから分からないけど、さっき戦ったエド達と強さは恐らく変わらないだろう」・・・アレス

(参考)

 NAME(名前) (リーダー)エド(男性)
 才能限界値 6
 LV(レベル) 15
 HP(体力) 180(+20%)
 MP(魔力) 28
 SP(スキルポイント) 30(+10%)
 ATK(攻撃) 41(剣+10)(+10%)
 DEF(防御) 21
 AGI(素早さ) 31
 弱点 ヒューマン


「俺が前に打って出て、敵を撹乱(かくらん)する。今なら敵よりずっと速く動けるはずだ。」・・・アレス

「その間に、敵を遠距離攻撃で仕留めてくれ」・・・アレス

「敵の前衛の戦士を近づけるな」

 俺に向かって、大量の矢が飛んでくる。俺は巧みに(かわ)し、剣で(さば)きながら相手陣営の懐に飛び込んだ。

(疾風となって駆け抜ける)・・・アレス

 俺は矢を放ってきた弓使いにここぞとばかりに斬りつける。

「ぐわーー」

 俺は敵に裂傷を負わせると一人に構わずに次の人へと代わる代わる順番に一太刀ずつ浴びせていく。

「ぐわーー」

「痛っ!」

「きゃーー」

 相手は1人また1人と裂傷を負っていく。

「魔法攻撃はまだか」

「魔法攻撃用意。撃て―」

 俺は咄嗟(とっさ)にバックステップを踏んで魔法を(かわ)した。

「何!?

「今が好機」・・・オズワルト

 オズワルトはMPを8消費し、雷(弐)の魔法を唱える。

「サンダラ」・・・オズワルト

 オズワルトが呪文を唱えると、たちまち雲の狭間から一筋の青白い閃光が敵魔法使い一人目掛けて降り注ぐ。遅れて轟音(ごうおん)がこだました。

「ぐぉぉおおお」

 バタン。敵魔法使い1人が倒れた。

 **オズワルト MP(魔力) 127→119 **

 ◇

「敵前衛戦士ばかりに気を取られるな。恐れるに足らない。俺達を倒しきれてない」

(気取られてしまったか。相手は思った以上に賢い)・・・アレス

「タイミングを合わせろ。敵後衛を攻撃する。斉射用意。()てー」

 タイミングが合わさって、横一列に所狭しと飛んでくる大量の矢が中衛のレオノーレを襲う。レオノーレに逃げ場はないように思われた。

(レオノーレが危ない。レオノーレに向かう矢を俺が剣(壱)のスキルで撃ち落とす)・・・アレス

 俺はSPを2*2=4消費し、剣(壱)のスキルを発動する

「矢を撃ち落とす。十文字斬り*2」・・・アレス

 俺は十字に剣を振り斬撃を放つ。

 ブーーーーンブーーーーン


 ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 カーーーーーーーーン。

 カーーーーーーーーン。

 レオノーレに向かう横一列に所狭しと並んだ矢を一掃することができた。

 **アレス SP(スキルポイント) 5→1 **

「危ない所でした。助かりました」・・・レオノーレ

「再度装填(そうてん)せよ。敵後衛を攻撃する。斉射用意。()てー」

 ピューピューピュー。

 ピューピューピュー。

(しまった。SPがもう足りない。オズワルト悪い)・・・アレス

 グサッ。

 グサッ。

「くっ。矢が刺さったか」・・・オズワルト

「ん?唯の矢ではない。しまった。毒矢(壱)(※矢(壱)以上のスキルと毒(壱)スキルの両方のスキルを同時(・・)に発動)か。」・・・オズワルト

 **オズワルト HP 182→122 **

 オズワルトは毒状態(壱)になった。

(息が苦しい)・・・オズワルト

 **オズワルト(*毒状態(壱)) HP 122→112 **

(まずい。早く倒さないと)・・・オズワルト

 ◇
 ◇

 相手魔法使いはオズワルトに向かって魔法を唱えようとする。

「魔法使い対決か」・・・オズワルト

「受けて立とう」・・・オズワルト

【遠距離魔法対遠距離魔法の対決】

 敵の弓使いは俺の撹乱(かくらん)により斉射が妨害され、それぞれ単独で矢をレオノーレに向かって放とうとする。

「弓使い対決ですか」・・・レオノーレ

「受けて立ちます」・・・レオノーレ

【遠距離射撃対遠距離射撃の対決】

(遠距離攻撃対決か。味方が有利になるように引き続き、敵陣営を撹乱する)・・・アレス

【遠距離攻撃対決に発展する】

 ◆

 毒状態(壱)がオズワルトを襲う。

「ぐぐ」・・・オズワルト

 **オズワルト(*毒状態(壱)) HP 112→102 **

「耐えてみせる」・・・オズワルト

「ファイア」

「ファイア」

 敵魔法使い2人は炎の魔法(壱)を唱えて、オズワルトを攻撃しようとする。巨大な火の(かたまり)が敵2人の魔法使いの前からそれぞれ飛び出したかと思うと、そのまま勢い良くオズワルトに向かって飛んでくる。

 それに対して、オズワルトはMPを8消費し、氷(弐)の魔法を唱える。

「ブリザラ」・・・オズワルト

 オズワルトが魔法を唱えると、辺り一帯は強烈な寒波に包まれる。まるでツンドラの大地に降るような猛吹雪が吹き荒れ、巨大な火の(かたまり)2つを襲った。

(炎と氷の魔法対決か)・・・アレス

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 炎と氷の魔法対決は氷の魔法に軍配が上がった。

 パリーーーーーーーーン

「炎の強さと勢いが弱かったな」・・・オズワルト

 ビューーーービューーーー。

「寒い」

 バタン。敵魔法使いの2人の内、1人が倒れた。

「もう一人もそこで倒れておけ」・・・オズワルト

 オズワルトはMPを8消費し、氷(弐)の魔法を唱える。

「ブリザラ」・・・オズワルト

 オズワルトが魔法を唱えると、辺り一帯は強烈な寒波に包まれる。まるでツンドラの大地に降るような猛吹雪が吹き荒れ、残った魔法使い一人を襲った。

「こっちに来るなーー」

「きゃーーー」

 バタン。

 こうして敵魔法使い2人は倒れて、魔法使い対決はオズワルトに軍配が上がった。

 毒状態(壱)がオズワルトを襲う。

「なんとか敵を倒したものの気分が悪い」・・・オズワルト

 **オズワルト(*毒状態(壱)) HP 102→92 **

「残るはレオノーレの方だけか」・・・オズワルト

 ◆

 一方、オズワルトが魔法使い対決をしている間、レオノーレは弓使い対決をしていた。

「相手の弓使いは1人だ。こっちは3人いる。射てー」

「負けません」・・・レオノーレ

 相手弓使い3人が放った矢は空中でレオノーレに(ことごと)く撃ち落とされる。だが、レオノーレが射た矢も相手に空中で(ことごと)く撃ち落とされていた。相手弓使い3人とレオノーレは矢の撃ち合いを繰り広げ、消耗戦の域に突入するかと思われた。

「相手はAGI(俊敏さ)で優れている。弓の扱い(精密さと射撃速度)は悔しいけど、向こうが上。1度に私達3人を相手にしても劣っていない。だけど1人だ。同時に射れば対処できないはず」

「斉射用意。射てー」

「くっ。AGI(俊敏さ)で速くても3人同時に射られると対応しきれない」・・・レオノーレ

 矢がレオノーレに次々と刺さる。過ぎていく時間は敵弓使いに味方していく。

「私は負けない。ここは我慢です」・・・レオノーレ

 **レオノーレ HP 220→70 **

 時刻は陽が沈もうとする時間帯から陽が沈む時間帯に変わる。辺り一面、光が一切届かない暗い闇の中となる。

「暗くて見えない」

「とりあえず、撃て、撃て。相手も同じ条件だ。それならば手数が多い私達が有利だ」

(私が、夜眼が利くことを知らないようね。ここから反撃する)・・・レオノーレ

 レオノーレは相手の矢を撃ち落とす方針から、相手の精密射撃の精度が悪くなったこともあり、夜眼が利くため俊敏に動き回ることで矢を(かわ)す方針に切り替える。そして矢を次々と巧みに(かわ)していく。闇雲(やみくも)に敵3人の弓使いが放った矢はレオノーレに命中することはなかった。一方、レオノーレは動き回る相手を的確に射ていた。

「痛い」

「ツゥー。場所がバレている」

「何故、相手は視えているの?!」

 レオノーレはSPを4*3=12消費し、弓(弐)のスキルを発動する。

「これでチェックメイトです。神弓(しんきゅう)*3」・・・レオノーレ

 レオノーレが矢を()る。矢は周囲に猛烈な風の渦を(まと)いながら目標である敵弓使い3人にそれぞれ向かっていく。

「矢が飛んできた」

「避けて」

「撃ち落とせ」

「無駄よ。その矢は簡単には撃ち落とせないし、(かわ)せない」・・・レオノーレ

 敵弓使い3人に矢がそれぞれ当たる。

 バタン。

 バタン。

 バタン。

「音が聞こえなくなったな。どうやら全員倒したようだ」・・・アレス

 過ぎていく時間は敵弓使いに味方すると思われたが、陽が沈んで夜眼が利くレオノーレに戦況は傾いていき、勝敗を決する。

「耐え忍んだ甲斐がありました。時間はどっちの味方か分かりませんね」・・・レオノーレ

 こうして、敵弓使い3人は倒れて、弓使い対決はレオノーレに軍配が上がった。

 ■

 俺達は増援に来たパーティを何とか撃破することに成功した。


 ■■

 対人戦闘の連戦を経て、レオノーレはレベルアップする。またアイテムも手に入った。

【レオノーレはレベルアップした】

 NAME(名前) レオノーレ
 才能限界値 7
 LV(レベル) 22
 HP(体力) 220
 MP(魔力) 46
 SP(スキルポイント) 46
 ATK(攻撃) 52
 DEF(防御) 39
 AGI(素早さ) 62
 弱点 エルフ
 耐性 風(半減)、土(半減)

 ⇩⇩⇩

 NAME(名前) レオノーレ
 才能限界値 7
 LV(レベル) 23
 HP(体力) 230
 MP(魔力) 48
 SP(スキルポイント) 48
 ATK(攻撃) 55
 DEF(防御) 41
 AGI(素早さ) 65
 弱点 エルフ
 耐性 風(半減)、土(半減)


【アレスのATK+10%の宝玉がATK+20%に、HP+10%の宝玉がHP+20%になりました】
【オズワルトの杖(弐)の宝玉が杖(参)になりました(*(参)魔法を使うには、武器は(参)以上が必要)】
【レオノーレの弓(弐)の宝玉が弓(参)になりました(*弓(参)・・・天弓(てんきゅう)→相手の素早さ無視で先制攻撃。攻撃効果は若干低下。消費SP6。また以前のスキルを引き継ぐ。)】

【アイテムを手に入れました】

『SP+10%の宝玉を1つ手に入れました』
『毒(壱)(*毒(壱)・・・消費SP2→武器(壱)以上のスキルと同時にスキルを使用することで相手を毒状態(壱)にすることができる)の宝玉を1つ手に入れました』
『プイプイ草(*味方単体の状態異常を一つ回復)を6つ手に入れました。』

【アイテムの分配を話し合った結果】

 アレス・・・SP+10%の宝玉を1つ、プイプイ草(*味方単体の状態異常を一つ回復)を2つ
 レオノーレ・・・毒(壱)(*毒(壱)・・・消費SP2→武器(壱)以上のスキルと同時にスキルを使用することで相手を毒状態(壱)にすることができる)の宝玉を1つ、プイプイ草(*味方単体の状態異常を一つ回復)を2つ
 オズワルト・・・プイプイ草(*味方単体の状態異常を一つ回復)を2つ

【持ち物リスト】

 アレス・・・薬草(HPを50回復する)を1つ、まんまるドロップ(HP100回復)を2つ、風の太鼓(神獣フラミーを呼び出せる)を1つ、アカシアハーブ(課外授業の目標のアイテム)を3束、プイプイ草(*味方単体の状態異常を一つ回復)を2つ、HP+20%の宝玉が1つ余分にあります。

 オズワルト・・・薬草(HPを50回復する)を1つ、まんまるドロップ(HP100回復)を2つ、プイプイ草(*味方単体の状態異常を一つ回復)を2つ

 レオノーレ・・・まほうのせいすい(MPを30回復する)を1つ。薬草(HPを50回復する)を2つ、まんまるドロップ(HP100回復)を1つ、夢見草(昼と夜を入れ替える)を2つ、プイプイ草(*味方単体の状態異常を一つ回復)を2つ

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登場人物紹介

アレス


男子学生で本編の主人公


前衛で剣を扱う戦士


は選抜の特別任務を遂行できるほどの才能限界値を有していた。


とある事件を契機に世間平均では7あると云われている才能限界値5にまで落ち込んでいる。

オズワルト


男子学生で見た目は長身で顔立ちが整っている


性格も気配りの出来る男で人望が厚い。優秀な後衛の魔法使い

レオノーレ


エルフ女子学生で人間との意思疎通得意でない。見た目はアレス曰く、可愛いらしい

森で育ったこともあり、夜眼利くを扱うのが得意。前衛も後衛もカバーできる中衛の狩人で弓使い。

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