第19話 コスモ山浦
文字数 1,055文字
アパートの203号室に着くと「どうぞ、入って下さい。今あげるのでそこにでも座っててくださいね」といつも座っている机の真向かいに座らせた。
油の鍋に火をつけると丸山さんが気にかかり、リビングに行き「丸山さん、これやりませんか?」とアリオメーカーを渡した。
「何だこれ、アリオ?懐かしい」「アリオメーカーってご存知ですか?」
「えっと俺がやった記憶があるのは、ファミコン、スーファミまでかな。あのウッシーでてくるやつ。ウィッキーって」
「ウッシーの声そっくり、上手ですね。これ大人に紹介すると驚かれるんですけど、自分でステージを作れるんですよ。ちょっと貸して下さい。
こうやって新しい面を作るを押して、はてなブロック押して下さい。それをこうやって持ってくると、ほら」
「凄い、はてなブロックが置けた、」「初めてやったら感動しますよね、私も学校の子達が好きな子多くて、やってみたらどハマりしちゃったんです」
「俺小学校の頃、ゲーム親に盗られちゃって自由帳に自分で考えたステージ作ってたわ」
「私もやり過ぎで生憎隠された事あって、同じことしてました。あっ油に火つけてるのでちょっとあげてきます」
一人丸山さんを部屋に残して台所に戻った。
揚げてご飯とサラダを持って部屋に戻ると、丸山さんが「凄い美味しそう!料理上手だね」と言った。
「このお世辞は嬉しいです。ありがとうございます。人に作るの好きなんです。まずくても絶対褒めてくれて自尊心を満たせるじゃないですか」
「そうだね」と丸山さんは優しい顔で笑った。
「若い頃は弟もいたし、友達も沢山集まって家で何か作って食べてたんです。
でももうこの年になるとみんな自分の家庭があるから、誰とも遊べなくなっちゃって。だから今日丸山さんが来てくれて嬉しいです」
「俺も光栄です」
そう言って顔を見合わせて笑った。
「あっ、冷めちゃうからどうぞ食べて下さい」
そう言って二人で食べ始めた。
「凄く綺麗に片付いてるね」と丸山さんが本棚とベッドとテーブルとテレビしか、ぱっと見ない部屋を見て言った。
「私、丸山さんに神経質さでは負けませんから。散らかってるのが嫌なんです」
そういうと「じゃあ亜紀先生は休みの日に掃除機何回かける?」と聞かれたので正直に「全員にドン引きされるんですけど、朝昼晩って三回かけます。落ち着かないんですよね」と言った。
「それは負けた、俺ズボラに昼と夜しかかけないから」と言うので「十分神経質ですよ」と笑った。
油の鍋に火をつけると丸山さんが気にかかり、リビングに行き「丸山さん、これやりませんか?」とアリオメーカーを渡した。
「何だこれ、アリオ?懐かしい」「アリオメーカーってご存知ですか?」
「えっと俺がやった記憶があるのは、ファミコン、スーファミまでかな。あのウッシーでてくるやつ。ウィッキーって」
「ウッシーの声そっくり、上手ですね。これ大人に紹介すると驚かれるんですけど、自分でステージを作れるんですよ。ちょっと貸して下さい。
こうやって新しい面を作るを押して、はてなブロック押して下さい。それをこうやって持ってくると、ほら」
「凄い、はてなブロックが置けた、」「初めてやったら感動しますよね、私も学校の子達が好きな子多くて、やってみたらどハマりしちゃったんです」
「俺小学校の頃、ゲーム親に盗られちゃって自由帳に自分で考えたステージ作ってたわ」
「私もやり過ぎで生憎隠された事あって、同じことしてました。あっ油に火つけてるのでちょっとあげてきます」
一人丸山さんを部屋に残して台所に戻った。
揚げてご飯とサラダを持って部屋に戻ると、丸山さんが「凄い美味しそう!料理上手だね」と言った。
「このお世辞は嬉しいです。ありがとうございます。人に作るの好きなんです。まずくても絶対褒めてくれて自尊心を満たせるじゃないですか」
「そうだね」と丸山さんは優しい顔で笑った。
「若い頃は弟もいたし、友達も沢山集まって家で何か作って食べてたんです。
でももうこの年になるとみんな自分の家庭があるから、誰とも遊べなくなっちゃって。だから今日丸山さんが来てくれて嬉しいです」
「俺も光栄です」
そう言って顔を見合わせて笑った。
「あっ、冷めちゃうからどうぞ食べて下さい」
そう言って二人で食べ始めた。
「凄く綺麗に片付いてるね」と丸山さんが本棚とベッドとテーブルとテレビしか、ぱっと見ない部屋を見て言った。
「私、丸山さんに神経質さでは負けませんから。散らかってるのが嫌なんです」
そういうと「じゃあ亜紀先生は休みの日に掃除機何回かける?」と聞かれたので正直に「全員にドン引きされるんですけど、朝昼晩って三回かけます。落ち着かないんですよね」と言った。
「それは負けた、俺ズボラに昼と夜しかかけないから」と言うので「十分神経質ですよ」と笑った。