第1話

文字数 883文字


主人公の里山唄は小学5年生、動物に懐かれやすいことから生き物係をしている。
学校の帰り道足を痛めた狸を助ける。その日の夜、助けた狸が可愛い男の子に化けて恩返しに来る。唄は狸の男の子(ポン太)と仲良くなり、狐族との因縁の話を聞く。
狸族と狐族は長年争っていて仲が悪い。そして今自分たちの住む山が壊されそうになっており狐族の仕業だと噂されている。ポン太には狐族に友達がいてそんな酷いことするはずないと思い狐の友達に会いに行った。しかし友達に出会えるも他の狸族を憎む狐族に見つかり怪我をしながら逃げてきた。
狐族の友達が心配な唄達は次の日、山に行くことにする。
学校の裏山の東側が狸族、西側が狐族の住処。
西側の山の入り口で美人な女の子に化けた狐族の友達(コン)に出会う。
大人の狐族に狸族と友達になったことを怒られ、山を下りてきたコンは狐族の中では狸族が狐族の山を壊そうと企んでいると噂があると言う。
唄達は本当に裏山を壊そうとしているのが誰なのか調べ、ある大企業が山を壊してホテルを建てようと計画していることを知る。


裏山がなくなるのが嫌な唄はポン太とコンと協力して計画を阻止しようと決める。どうすれば壊されないか考え唄のお母さんにヒントを貰い裏山を壊さないでほしいという署名集めを開始しする。ポン太とコンの特技の「化ける」ことを生かし大勢の人に署名して貰うことに成功する。


集めた署名を会社に持っていくが中止にはできないと相手にしてもらえない。このままでは帰れないとポン太とコンが大人に化けて一番偉い人がどこにいるか聞き出す。
山に視察に行っていると聞き出した3人は急いで裏山に向かう。


急いで山の頂上に向かうと狐族と狸族が協力して大きな化け物に化けて大人たちを山から追い払っていた。長いこと恨みあっていたが協力して人間を追い出すことに成功し少しずつ仲良くしていこうと決まる。
山を守ることができポン太とコンも友達でいられることになり唄とも友達になる。

裏山の戦いから一週間後、唄の学校にポン太とコンが人間に化けて転校してくる。
「人間世界のことを学びにきました。特技は化けることです」

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