第7話ニーナに会っちゃった

文字数 1,103文字

サクラとスズの村は洞窟から2時間ぐらい歩いた所にあった。人数は50人ぐらいだろうか、女子供や老人たちが多く男衆は皆ひ弱そうである。家も牛舎を改造したような物ばかりで明らかに物不足である。

「びっくりした?すごい貧乏でしょ男の人たちは魔物に殺されたり年ごろの女といっしょに奴隷にされて連れていかれて、こんな感じなんだ・・・」サクラとスズは恥ずかしそうに村を案内する。



村の一番奥にある一軒の家?らしき建物のところまで来て「ここがニーナの家」っと紹介しドアを叩く。

「ニーナ居る?お客さんだよ」

その声に「サクラ、スズ大丈夫だった?遅かったから心配して・・・・」そう言って奥から一人の少女が現れた。「だれ!?そのひと!」明らかに不審者を見る眼である。

「ニーナ。貴方のお客さんよ。・・・あっ、この子がニーナよ。そういえば名前聞いてなかったね」

「ああ、そうだね。田原良一、リョウでいいよ」

ニーナと呼ばれた少女は15歳ぐらいの体格で黒く腰まである長い髪、眼はパッチリと大きくだが色は左右で違い右が金色、左が赤だった。胸はスズ並みだがしっかりと強調して形の良さが伺える。服装も悪魔らしい黒をベースのジャケットに黒のミニスカート。太ももまである白いニーハイを付けている。優菜がいなければストライクである。{ハーレム禁止っ!}優菜の声が頭に響く。

「私こんな子供しらないよ」うんそうだね、だって俺見た目10歳ぐらいの子供だしね。

「そんなことないよ、この子、あっリョウ君すごく強いんだよ。狼50匹ぐらい一瞬で倒すぐらいなんだから」スズが自慢げに話す。えへへへ。ニヤケル俺。{やったの私だよ~}優菜が訴える。ハイハイ俺は解ってるからね。





そうしていると奥から「ゲホッ、ゲホッ」っと咳をする音がして、女性が柱を支えに現れた「お客さんなのかい?ニーナ。」

「お母さん!寝てないと・・・」慌てて母親に駆け寄るニーナ。

僕は2人とサクラとスズを寝室に促し。母親の容態を見る。{優菜、お母さんの容態わかる?}優菜が鑑定を使う{貴方の神霊魔法なら治せそうだよ。だってこれルシファーさんとの絆の呪いだし、ルシファーさんの力引き継いだ貴方だからね}優菜がそう言って背中を押した気がした。「皆さんこれから見る事は出来れば内密にしてください。訳は後で話しますから」そう言うと背中から黒い翼を出し白龍を召喚お母さんに解呪の魔法をかける。

「・・・その翼!その魔法。・・・・どうして貴方がつかえるの!」「・・・これは・・・・あのひとの・・」ニーナと母親は驚きの表情をしながらも懐かしい羽と魔法に涙を流す。
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