秋光清二 (1)
文字数 422文字
さっきから1〜2分おきに、銃撃を食らい続けていた。
かろうじてまだ無事だ。
しかし、道路標識や、道路脇の建物などが、次々と穴だらけになっていく。
「ヤツは俺の位置が判る。敵が近付いて来る事を察知して、攻撃しているのだろう」
俺が運転するバンに乗っている「護国軍鬼・
「ヤツ?」
「『国防戦機・特号機』の操縦者だ」
「あの……じゃあ……この銃撃は……かなりの威力……」
「4m級・戦闘用パワーローダー用に設計された銃器より発射されたモノなのは確かだな」
んな、阿呆な……。このバンは防弾仕様だが……流石に、そんな弾を食らったら、ひとたまりも無い。
「冗談じゃないっすよ……そんなの……あれ?」
この「島」の3大幹線道路の1つ「昭和通り」は……完全に通行止めになっていた。
いくつもの戦闘用
「脇道を行くしか無いか……」
「は……はい……」