第2話 みうちゃんとかいくん

文字数 735文字

みうちゃんは、おいしそうにチョコレートをたべてました。もしゃもしゃと。
そして、こてんって、ねむっちゃったんです。
でもボクは、ゆめをみているみうちゃんのなかみが見えました。
どうしてかはわからないけど見えました。

すっごくひろいところで、みうちゃんはおねえさんたちのまんなかで、歌をうたいながらおどっていました、
みうちゃんもキレイなおねえさんになっていました。とてもキレイなおねえさんでした。
お客さんがたくさんいて、そのまんなかに、みうちゃんのおとうさんとおかあさんがいました。
ボクはおかしいなっておもいました。
だってみうちゃんは、おとうさんにたたかれてしんじゃったんだもん。
だって、おかあさんはそれを見ていただけなんだもん。
ボクにはわかりませんでした。

オトナはキライです。
だってこわいから。


かいくんはチョコレートがだいすきみたいです。
だからお皿の上のチョコレートを、かまずにずっとなめていました。
けれど、みうちゃんみたいにしばらくすると、こてんってねむってしまいました。
かいくんはカッコいユニフォームを着ていて、バットをかまえてました。
ビューンってとんでくるボールがバットに当たると、白い玉はお空にきえていまいました。
みんなはよろこんで、かいくんをおうえんしてくれています。
テレビをみながらはくしゅしているオトナは、かいくんのおかあさんでした。
またボクはふしぎになりました。
だってかいくんは、お熱をだしたときにおかあさんがなんにもしてくれなかったからしんじゃったんだもん。
わんわんないても、おかあさんはしらんぷりしてただけだったのに、なんかへんなのっておもいました。やっぱりオトナはキライです。
だって、わかんないもん。
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