16:最後の選択
文字数 1,264文字
あなたたちがそれぞれ選んだものを食べました。
すると、体の奥、胸の奥のほうから焼けるような感じがしてきました。
さらに海苔蔵さんだけは、体の節々が痺れに襲われます。
あなたたちはしばらく苦しんでいましたが、酢太郎さん、まさきちゃん、迅之介さんは痛みが引いていきました。
しかしながら、海苔蔵さんだけは胸の痛みはなくなりましたが、体が動きません。
海苔蔵さんは視線だけを動かし、意思を伝えようとします。
海苔蔵さんはこの症状が神経毒か何かが原因だと分かりました。
海苔蔵さんはその場から動けず喋ることもできません。他の三人は通常通り動くことができます。
まさきちゃんの手にある iPhone、かりんが語りかけてきます。
恵ちゃんは「もう、大丈夫ですか?」とお風呂場から顔だけ出しています。
恵ちゃんは iPhone を受け取りました。
恵ちゃんとかりんは何か会話を交わした様子です。
恵ちゃんはまさきちゃんに iPhone を返しました。
恵ちゃんはそう言って、急に走り出しました。
酢太郎さんの問い掛けには答えず、恵ちゃんは浴室から出て行きました。
あなたたちがキョトンとしていると車の音が聞こえてきました。
慌てて玄関へ行くと、車を運転している恵ちゃんを見付けました。車はその場から立ち去ってゆきました。
こうしてあなたたちは生き残ることができました。