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文字数 337文字



明日への切符なんて言葉
セリフの中だけだと思ってた
生きているうちに自分が
手にすることになるなんて
思っていなかった人が世界中でたくさん
手探りながらも列をなして
自分と家族と大切な人のために
色々と思うことはある
でも時間がないことも知ってる
右ならえだと言われても
僕らの選択も君らの選択も
今はどちらが正しいのかなんて
誰にもわからないことだけど
ただ手に入れてしまった幸せを
引き換えにするのか
それとも天秤にかけるのか
その決断が自分の手のひらの中で
握っている切符が僕らに問う
何もしない静観を選んでも
この波に渦に凶々しさに
呑み込まれてしまうのなら
切符を使って先に飛び込むのも
たいして変わらないのだったら
明日が来るのを信じて
この電車に乗るのもいいんじゃないかと
僕は思うんだ
家族と大切な人がいるから
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