じょそ☆ぷり!~6人のかわいいプリンス~
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文字数 965文字
それから私は可能な範囲で中庭へ通った。そんなある日のこと
「あれ、和海くんなんか顔赤くない? 大丈夫?」
「えっ、ああ、平気平気――」
「ふふん、今にゃ!」
「うわぁ!」
「えっ……?」
「わ……っ!わっ、わわわ、わりい! わざとじゃないんだ!」」
「う、うん……わかった……」
「いやっ、ほんと、ごめん今のはオレじゃなくてこのエロ猫が――……とにかくすぐ退けるか…ら……」
「和海くん!? 大丈夫?」
「ああ……平気だ。……あれ、お前いつの間に分身したんだ? さっきからお前が2人居るように見えるんだけど……」
「にゃあ、そこのおなご、1つ聞いてもいいかにゃ」
「え……」
「うわあああ! 猫が喋ってる!! なんで!? どういう仕組み!?」
「そんなの今はどうだっていいにゃ。貴様に聞きたいことがあるにゃ、貴様は和海のことが好きなのかにゃ?」
「……そうかにゃ、どうやら吾輩の出る幕はなかったようだにゃ」
「ううん、猫さんには感謝しているよ。だって猫さんが居なかったら和海くんと仲良くなれてなかった。猫さんがきっかけを作ってくれたんだよ。さっき和海くんの背中押したのも猫さんでしょ? 見てたんだ」
「バレてたのかにゃ……まさかこいつが熱があるとは思わずにしてしまったにゃ。こいつをよろしく頼むにゃ」
「ええっ!? バレてたの!? ぜーったいバレてないと思ってたのにぃ!」
「そーそー、何喋ってたの~? ていうかさっき由紀ひとりごと言ってなかった?」
「は~い! んじゃあ、玲が和海ちゃんおんぶして連れてってあげる~」
「いやいや、この場合はお姫様抱っこのがいいんじゃないの? 和海くんが起きたら校内ホモ話で持ちきりになるんじゃない?」
「あははっ! おもしろそ~! じゃあお姫様抱っこで~! きゃ~、和海ちゃんお姫様~~!」
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作品お気に入り
和光由紀
ヒロイン、だけど周りの女装男子が可愛すぎて霞む。転校生。Gカップ
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恵村和海ちゃん。
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