知らない男の子。
文字数 1,269文字
治療が一息つくとようやく一人の時間。
私は朝来ていた通知のことを思い出した。
すぐにスマートフォンを開き、Talkmanを開く。
そしてフォロワーの欄を確認した。フォロワーは二人となっていて一人はもちろん楓、そして新しいフォロワーの名前は小南透人となっていた。
私は気になり、その小南透人という人のプロフィールを見る。
アイコン画像は剣を持ったロボット。男の子らしいなぁ。
プロフィール欄には、 【現在高校三年生。僕は病気にかかっています。でもこれから全力で生きていく！！】そう書かれていた。
フォローやフォロワー数は既に50程あり、毎日のように誰もが見ることの出来る"トーク"を投稿しているようだった。
私は朝来ていた通知のことを思い出した。
すぐにスマートフォンを開き、Talkmanを開く。
そしてフォロワーの欄を確認した。フォロワーは二人となっていて一人はもちろん楓、そして新しいフォロワーの名前は小南透人となっていた。
私は気になり、その小南透人という人のプロフィールを見る。
アイコン画像は剣を持ったロボット。男の子らしいなぁ。
プロフィール欄には、 【現在高校三年生。僕は病気にかかっています。でもこれから全力で生きていく！！】そう書かれていた。
フォローやフォロワー数は既に50程あり、毎日のように誰もが見ることの出来る"トーク"を投稿しているようだった。
「フォローしてくれたんだし、一応フォロー返しておこうかな……」
私は小南透人のことをフォローした。
すると、すぐにTalkmanの通知が鳴った。それは小南透人からのメッセージ。
すると、すぐにTalkmanの通知が鳴った。それは小南透人からのメッセージ。
『フォローありがとうございます！！』
「う、早いな……」
若干引いた。
「とりあえず、フォローしちゃったんだし、返信しとかないと」
『こちらこそありがとうございます』
私がメッセージを送るとすぐに既読がつき返信が返ってきた。
私は毎日暇だったこともあり、またすぐに返信。
何回か、ほんとうにたわいもない会話をすると、小南透人は私の病気について尋ねてきた。
私は毎日暇だったこともあり、またすぐに返信。
何回か、ほんとうにたわいもない会話をすると、小南透人は私の病気について尋ねてきた。
『私はプロフィールの通り、白血病です。今は入退院を繰り返している状態です』
『そうなんですね。学校へは行けてますか？』
『退院時に何回か行きます。ですが保健室通学になることが多いです』
少し間が空いた。既読は今まで通りついている。
一分ほど経ってからやっと返信が。
一分ほど経ってからやっと返信が。
『そうなんですね』
『小南さんの病気についても気になります』
『僕は大怪我とPTSDで入院しています。』
PTSDってなんだっけ。私はすぐにウェブサイトを開き調べてみた。
Post Traumatic Stress Disorder(PTSD)
命の安全が脅かされるような出来事（戦争、天災、事故、犯罪、虐待など）によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である。症状として挙げられるものは、フラッシュバックや不眠など。
Post Traumatic Stress Disorder(PTSD)
命の安全が脅かされるような出来事（戦争、天災、事故、犯罪、虐待など）によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である。症状として挙げられるものは、フラッシュバックや不眠など。
『大変なのですね』
『もし、よかったらこれからも僕とこうやってメッセージのやり取りをして頂きませんか？』
『(๑･㉨･๑)و?』
続いて送られて来たのは、可愛らしい熊がハテナを握ったスタンプ。
「私も入院している時は暇だし……まあいいかな」
『私で良ければ。』
『ありがとうございます！！ 僕のことは透人と呼んでください』
『(๑･㉨･๑)ゞﾋﾞｼｯ』
また送られてきたのは敬礼をした可愛らしい熊さんのスタンプ。でもいきなり男の人のことを名前で呼ぶなんて何だか恥ずかしい気もするけど……。まあチャットの中だし……。
『わかりました。私のことは好きなように呼んでくれて大丈夫です』
『わかりました。では美波さんとお呼びします。もうすぐ担当の先生が来るのでまたあとで』
『わかりました。またあとで透人さん』
