第53話

文字数 649文字

鬱。

にんげん関係の疲れ。世の中の矛盾に対する疲れ。

パワハラおばさんたちの、旺盛な生命力。『何のために、が欠けている(ニーチェ)』

しんどいっすねえ、色々と。そんななかで、最近のぼくの癒しは、門真の海洋堂に行ってフィギアを眺めたりすること。色を塗ることも出来たらと思う。

フィギアの塗装は、心の癒しにつながるんでないかという気がする。

綾波レイとかではなくて、塗装されていない仮面ライダーとか、塗装されていない小さな生物たちなんかを買ってきて、アクリル絵の具で好きな色を塗ったら、癒されるんでないかって思う。

心の癒しを生活に取り入れつつ、抗鬱剤も服用しつつ、なんとか、かんとか、生き延びて、また生活を楽しんで。

生命は、何のために存在しているのだろうか?どこかで神を知っているみたいな気がする、この心。同時にその心はまだまだとっても黒くて、神の御心には程遠いのだろう。

だから地上に試練があるのかもしれない。本当に、誰か他者のためを思えるか?

この六寸足らずのからだにこもる生気は、何のためにあるのか?何に応じて動くのか?

地上は時に私を差し招く。生きよと告げる。ボロボロになっても生きよと告げる。

心が、ボロボロになっても働き続ける。なんのために?パワハラおばさんたちよ、なんのためにだ。

ぼくは、自己に還ってくるものがある限りにおいて、働こうとするだろう。時には抗うかもしれない。小さな小さな抵抗。意味を見たいと思う。清気に触れていたいと思う。

まともな理性がぼくにもあればいいのだが。

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