くるみ割り

文字数 255文字

 ある一匹の年老いたリスさんに神から一通のメールが届きました。
「来るべき時が来たとは思ったが、まさかこれほど早いとは思わなんだ――」とリスさんは新聞紙を畳んでため息をつきました。“Hello, hello, anybody home?”《もしもし、もしもし、誰かいますかぁ?》
 リスさんはおもむろにくるみをコンコン叩きました。
 リスさんが叩いたのは、くるみではなく、NIPAH、H5N1、マールブルグ、ZEBOV、狂犬病ウィルスで絶滅した人間たちの頭蓋骨でした。満月はまるで魚眼レンズのようだった、とさ。
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