26

文字数 310文字



いくつかの過ちを
踏み越えてきた
年月は止まることなく
無常に過ぎ去るくせに
不意をつき記憶の彼方から
音もなく呼び覚まして
変えられなかった過去を
夢の中でも心の中でも
何度も何度も繰り返して
答えられない事を嘲笑う
もう1人の自分がそこにいる
あの時は精一杯にやってきた
見て見ぬ振りも
たくさんしてきた
手札がそれしか
なかったから
ギリギリのところで
通り抜けてきた
悔しくてもそれが
あったからの今が結果
決して誇らしいこともないけど
今こうやっていると言うことは
あながち間違いじゃ
なかったのかもしれないと
今の自分を許すのも良いし
まだやれるはずだからと
今からでも良いから
何かやれる事を
見つけ出しても良い
まだ時間はたくさんあるから
好きなように生きれば良い


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み