初日

文字数 206文字

とある喫茶店の黄昏時
ご注文は?
コーヒーを、カップ半分だけ…
─ はい?
お金は、1杯分払いますから。
マ、マスター!?
…お出し してあげて
わ、解りました
只今お持ちしますので、暫くお待ち下さい
お願いします
お客さん、お金は半額で、結構ですから。
ありがとうございます
テーブルに運ばれて来る、淹れたてのカップ半分のコーヒー

客はそれを、まるで常温の水でも飲む様に、一気に飲み干す

そして、そそくさとお金を払い、店を出て行った。。。
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