ぼくの夢が叶った
文字数 496文字
ある日の夜
しおすけ、明日テストあるやろ
えっ……(･･;)
テストってなに？！
聞いてないけどっ
あるけど、学力テストやもん
だから勉強せんでいいねん
だって学力を調査するのに勉強したらあかんやん
ハァっ？！
なにその理屈！！
学力テストでも勉強しないと意味ないやろ
漢字でもちょっとやれ！
ほんまに……
でも、しおじはなんでテストあるって知ってたん？
どこ情報？
ラジオで言ってた
明日、小学6年生と中学3年生は全国学力テストがあるって
ラジオ情報ありがたいな
頑として勉強しなかったしおすけ
(￣ー￣ )
翌日の夕方
ポロロン
オタ友、Kちゃんからのメッセージでした
『もしかして、しおすけくんって放送委員？』
『うん。あっ、、もしかして……』
『今日の給食の時間、ずっとHey!Say!JUMPの曲が流れてたらしいよ〜♪』
『そう言えば張り切ってCD持って行ったわ(^_^;)』
『しおすけくん、最高〜！』
『そんなことばっかり熱心やから…
その情熱を少しでいいから生活面やお勉強にむけてほしい…』
『(^◇^;)』
それでも、学校から帰ったしおすけに
今日の給食の時間、最高やったらしいな！
と、テストのことをすっかり忘れて
ほめてしまった母であった
