エピローグ

文字数 730文字

 みなさんお待たせしました。三限の講義が終わりました。只今14時52分です。それでは本論に入りましょう。”スパイごっこ”と蓮が名付けた、壮大なストーリーの幕開けです!
 え?まだ12月の初めですって?それじゃあクリスマスのあの出来事、”サンタも逃げだす聖夜”で、”惚れた弱み”が発動するのをご存じないってことですよね?私のキャフィスもコスプレ姿も、ご存じないってことですよね?”エロじじい”こと嶋田教授のことも……
 あ、教授のことはご存知ですか?それはそれで……残念です。

 どうしよう……急いで続きをお話したいんですが、今日はここまでみたいです。校門で待っている蓮が、こっちに手を振っています。この続きは、また今度ってことでいいですよね?
 今回は、私達の出会いを知っていただけたので、よしとしましょう。アマノやメグにも秘密にしていることも聞いていただけたので、それだけで満足です。ちょっと気持ちが楽になりました。秘密を抱えるのって、結構ストレスですもんね。

 それでは次回予告!悲しいテイストが強めのこの物語、遂に、甘い恋愛話で一杯に……なるかもしれません……
 まあ……ちょっと期待とは違うかもしれませんが、かなり偏った恋愛感で、若干苦味があるかもですが。次回は恋する乙女が大暴走(だいかつやく)です。
 ”世間知らずのお嬢様”が本気を出して、”義妹”まで参戦するので、とっても楽しく仕上がりました。ご期待ください。夢も現も修羅場になります。ええ、なりますとも!
 この物語のタイトルの、”人生ゲーム”とか、”ごっこ”の意味も、お話できるかもしれませんよ!
 ではでは、またお会いしましょう。今日はお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
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登場人物紹介

桜苗沙希(さなえさき)(16)

ちょっと天然な、お菓子系の美少女。

パステルカラーがよく似合う。

幼い時に両親が離婚し、心に深い傷を隠し持っている。

それゆえか感受性が強く、不思議な青年、蓮に惹かれてしまう。

蓮野久季(はすのひさき)(21?) 通称:蓮(レン)

その経歴や言動から、とにかく謎の多い青年。

「黒い剣士、銀色の悪魔、ワケあり伊達眼鏡、生きる女難の相」など、いろいろ呼ばれている。

物語の核である、「グラマトン、プラヴァシー、継承者、閉じた輪廻」に密接に関わる、左利きの男。

セト

蓮が利用するアルドナイ(AI)

蓮を「兄サン」と呼び、主に情報収集と相談役として活躍する。

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