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文字数 228文字



並んで歩いた昨日の
夜明け前の海岸線
誰もいない静かさに
君は一人はしゃぐ
波の音は遠くの賑わいを乗せて
世界が広いことを
そっと教えてくれた
君が見つけた貝殻の船の
旅立つ姿を見送らずに行こう
送り出す言葉が帰らぬように
ひたすら前に進みながら
足跡さえも飲み込まれていく
僕らの存在なんて
100年先の未来には
誰の記憶にも残らないけれど
その時にここで足を止めて
眺める景色に思う事が
その誰かと同じならいいなと
君の笑顔越しに変わる空の色に
僕はただその奇跡を眺める
君の後ろを歩きながら



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