夕暮れのひと悶着

文字数 503文字

えいっ! えいっ!
ちょっ! ま、待つのじゃ!
えーいっ!
ふぎゃん!
…………あ、あれ?
きゅう
ちょ! ほんとに当たっちゃったんですか!?
あわわ……どうしましょうどうしましょう
はぁ~、ビックリしたのぉ~
よかった、生きてました……
お主……天使のくせに存外怒りっぽいのう……
あ……普段はそんなことないんですけど
恥ずかしいのがどうにも苦手なので……
そうか、それはすまなんだ
いえ、その……こちらこそさっきは本気で攻撃しちゃってごめんなさい!
まぁ、気にする事は無い
多少びっくりした程度で特にケガはないしの
よかったです
……さて、妾はそろそろ帰るとするかの
もう帰っちゃうんですか?
まぁ、そろそろ日が沈む時間じゃしの
はぇ?
いつの間に!?
まぁ、子供は本来時間を忘れて遊ぶものじゃ
お主はまだ子供なのじゃし、たまにはそれもよかろう?
あなたも子供じゃないですか……
いや、妾は……
おーい、ミレちゃーん!
そろそろかえるよー!
どうやらお主の迎えが来たようじゃの
みたいですね
また遊びましょうね?
そうじゃな
それじゃあ、「またね」です!
じゃるさまー
おー、お帰りミレちゃん
行ってしまったのう
しかし、あれが……
ま、またそのうちばったり会うこともあるじゃろ
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登場人物紹介

ミレエル

天界でお散歩してたら魔界に引きずり込まれた。

もともと純真無垢な子だったが、魔界で生活するうちにだんだんとツッコミ役になってきた。


これからも苦労すると思うけど頑張れ

ジャルミウス

ミレエルが居候することになった屋敷の主

ミレエルをからかうのが割と楽しい

実は結構偉い人

なんか微妙に変態入ってる気がしてきた

うにみゃー

U-238の化身

一匹だけ生き残ったのでそのまま飼うことになった

手のひらサイズのマスコット的存在

ローレット

ジャルミウスの屋敷に使えているメイドさん

とりあえず何でも食べようとする。

よく仕入れと食を追及するための旅に出ていてあまり屋敷に居ない。

サユラム

ローレットが仕入れの旅で連れてきた天使
ミレエルの事をお姉さまと慕っている
普段は天界に住んでいる
意外と頭がいい

ユミナ

うにみゃーが魔法結晶の力で大きくなった姿
基本的に子供っぽいしゃべり方をするが、なぜか演技であれば流暢にしゃべる
普段は有害性を抑えている

魔王様
ミレエルが公園で出会った子
古めかしい言葉でしゃべる

邪神さま

廃墟に閉じ込められてた女の子

いろんな姿に化けて悪戯をしていたらしい

今はミレエルの姿をまねている

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