第1話 宇宙天使猫ファンタジー
文字数 368文字
起)日下さくらは、宇宙ドライブイン《虹》を経営する日下泰三の孫娘(十二歳)。
承)ある日さくらは、宇宙ステーション第二モジュール K-ハ ラベルで、猫の身体に鳶の翼が生えた妙な生物を見つける。口が利けるそいつは記憶を失っていると告げ、ひどく怯えていたが、さくらはそいつに食事を与え、すみれと名づけた。
転)ところがそれと同時ぐらいに《虹》で『店の展示品盗難事件』や『食糧紛失事件』などが起き、すみれを窮地に追い込む。
結)手がかりをもとにすみれは自分の無実を証明する。実は、すみれを嫉妬した化物アルナムルが仕掛けていたのだ。化物が正体をあらわし、さくらとすみれは宇宙パトロール西村和樹に助けを求めるが、西村は猫アレルギーだった。
イヤがる西村をなだめすかし、一同はなんとか化物を退治。さくらは、すみれを引き取ることにする。(了)