第6話
文字数 365文字
「すみません、この、クラブハウスサンドイッチと、アイスティーを…」
美沙子は通りすがったウェイトレスに声をかけた。
「あ、そちらでしたら、今のお時間ですと、ランチセットにすればデザートも付きますよ。料金は100円高くなってしまいますが」とソプラノの声の店員さんがすすめてくれた。
茶色いふんわりしたスカートのワンピースに白いエプロンを着 けている。場所が違えば、「いらっしゃいませ、ご主人様」と言いだしそうだな、と美沙子は思った。こういうメイド服は、男の人のロマンなのかもしれないけど、女の人からみてもかわいいものだ。
(ちょっと着てみたいな)と思うと、自然に笑みがこぼれた。
「え、と。じゃあランチセットで」
「デザートは3種類から選べます。こちらの木苺のシャーベットか、フランボワーズのムース、ピスタチオのタルト、どれになさいますか?」
美沙子は通りすがったウェイトレスに声をかけた。
「あ、そちらでしたら、今のお時間ですと、ランチセットにすればデザートも付きますよ。料金は100円高くなってしまいますが」とソプラノの声の店員さんがすすめてくれた。
茶色いふんわりしたスカートのワンピースに白いエプロンを
(ちょっと着てみたいな)と思うと、自然に笑みがこぼれた。
「え、と。じゃあランチセットで」
「デザートは3種類から選べます。こちらの木苺のシャーベットか、フランボワーズのムース、ピスタチオのタルト、どれになさいますか?」