第12話 「分岐」
文字数 483文字
現場に居合わせた、とある学生の情報提供により、事件はスピード逮捕となり幕を閉じた。
被害者「日下部 らら」も軽傷を負った程度で、精神面のアフターケアも終えようとし職復帰に向けて順調に回復していった。
かくして……その犯人は元上司の”帯刀 龍一郎”だった。
日下部ららへの報復が目的で、計画的犯行で執拗にタイミングを見計らっていたとの自白。
勾留・裁判を経て約１ヶ月半後、懲役×年 の実刑判決が下された。
そして……。
【株式会社 アラガンス】
《日下部 らら 職場復帰日》
あぁー！ 日下部先輩っ！
佐野君！
今日まで先輩の復帰、ずっと待ってたッス！
あら、それはどうも♪
ホントに、もう大丈夫なんすか？
頗る元気でもう大丈夫よ。
――あの時は、本当にすんません！
無理矢理にでも、自分が送っていくべきでした。
佐野君が謝ることは何もないわ。
それにしても、あの時警察来るまでとても早かったの！
佐野君のお陰ね。本当にありがとう
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２.「そ、そうなんッスよ！」～（エンドＢ へ）
