第69話真鈴炎上と計画
文字数 1,041文字
確かに東都物産を攻撃するサイトが立ちあがっていた。
最初は、「東都物産と風間組の蜜月に対する非難」から始まっている。
(そこまでは、マスコミ発表もあり、真鈴にとっては想定内だった)
「政・財、反社の結託」も、東都物産が与党を支援する歴史も古いので、非難としては妥当。
(今まではマスコミ報道されなかっただけで、周知の事実であり、これも想定内)
問題は、同じような非難が数行続いた後に、「佐々木真鈴だけ」へのコメントが、著しく多く続いていること。
「究極の高飛車女」
「だらしない体型」
「男癖が悪い」
「ホスト狂い」
「婚約相手を簡単に捨て、乗り換える女」
「前の相手は福田陽平、例のヤクザ男」
「自分が可愛いだけの女」
「子供を産む価値なし」
「生きる価値なし」
「男の価値を財務省以外に認めない女」
「新婚約者は、アイドルオタクの30歳童貞男」
「仕事がトロ臭くて、財務省からお払い箱されたとか」
「真鈴は、男の価値より、財務省の名刺が好き」
「3歳児から周囲を見下して生きて来た」
「顔はドブス、扁平胸、腹が出ている」
「とにかく高飛車、香水臭い、足も臭い、息も臭い」
「はい、人生終了」
「人格最低女」
・・・・・・・・・・・・・
(あることないこと、真偽に関係なく、延々と続いている)
真鈴は、両親に相談した。
「こんなこと書かれたら、外に出られない」
父健治は「気にするな」と言い切ったけれど、心配性の母佳代子が、「病院避難」を勧めた。
「いつどこで誰に写真を撮られるか、わからない」
「ホトボリが冷めるまで東都の病院に逃げなさい」
(真鈴は、そのまま深夜に家を出て、東都病院の個室に入った)
芳樹たちは、真鈴の入院直後に動き出した。
(真鈴の東都病院避難は想定内、東都の看護師に事前に金を渡し入院情報を依頼済みだった)
芳樹は清水亜里沙に相談をかけた。
「病院内の盗撮はできるのか?」
清水亜里沙は、笑った。
「芳樹、そういう趣味あるの?」
夏子は、苦々しい顔。
「真鈴のダレた胸と腹を見たいの?」
麻友は芳樹の意図を察した。
「それも暴露サイトに乗せる?」
芳樹は、軽く頷いた。
「潰すなら徹底して潰す」
「見たいわけじゃねえよ」
茜は、含み笑いで新たな提案。
「その個室に、高級ホストを忍び込ませて・・・」
清水亜里沙が、含み笑い。
「茜も、成長したね」
「レイプさせて・・・サイトで流すのか」
夏子は頷いた。
「それ流した時点で、婚約は失敗、東都もアウトかな」
麻友も茜に続いた。
「毎日、相手を変えるとか、二人でも三人でも」
芳樹は、「女の怖さ」から、黙ってしまった。
最初は、「東都物産と風間組の蜜月に対する非難」から始まっている。
(そこまでは、マスコミ発表もあり、真鈴にとっては想定内だった)
「政・財、反社の結託」も、東都物産が与党を支援する歴史も古いので、非難としては妥当。
(今まではマスコミ報道されなかっただけで、周知の事実であり、これも想定内)
問題は、同じような非難が数行続いた後に、「佐々木真鈴だけ」へのコメントが、著しく多く続いていること。
「究極の高飛車女」
「だらしない体型」
「男癖が悪い」
「ホスト狂い」
「婚約相手を簡単に捨て、乗り換える女」
「前の相手は福田陽平、例のヤクザ男」
「自分が可愛いだけの女」
「子供を産む価値なし」
「生きる価値なし」
「男の価値を財務省以外に認めない女」
「新婚約者は、アイドルオタクの30歳童貞男」
「仕事がトロ臭くて、財務省からお払い箱されたとか」
「真鈴は、男の価値より、財務省の名刺が好き」
「3歳児から周囲を見下して生きて来た」
「顔はドブス、扁平胸、腹が出ている」
「とにかく高飛車、香水臭い、足も臭い、息も臭い」
「はい、人生終了」
「人格最低女」
・・・・・・・・・・・・・
(あることないこと、真偽に関係なく、延々と続いている)
真鈴は、両親に相談した。
「こんなこと書かれたら、外に出られない」
父健治は「気にするな」と言い切ったけれど、心配性の母佳代子が、「病院避難」を勧めた。
「いつどこで誰に写真を撮られるか、わからない」
「ホトボリが冷めるまで東都の病院に逃げなさい」
(真鈴は、そのまま深夜に家を出て、東都病院の個室に入った)
芳樹たちは、真鈴の入院直後に動き出した。
(真鈴の東都病院避難は想定内、東都の看護師に事前に金を渡し入院情報を依頼済みだった)
芳樹は清水亜里沙に相談をかけた。
「病院内の盗撮はできるのか?」
清水亜里沙は、笑った。
「芳樹、そういう趣味あるの?」
夏子は、苦々しい顔。
「真鈴のダレた胸と腹を見たいの?」
麻友は芳樹の意図を察した。
「それも暴露サイトに乗せる?」
芳樹は、軽く頷いた。
「潰すなら徹底して潰す」
「見たいわけじゃねえよ」
茜は、含み笑いで新たな提案。
「その個室に、高級ホストを忍び込ませて・・・」
清水亜里沙が、含み笑い。
「茜も、成長したね」
「レイプさせて・・・サイトで流すのか」
夏子は頷いた。
「それ流した時点で、婚約は失敗、東都もアウトかな」
麻友も茜に続いた。
「毎日、相手を変えるとか、二人でも三人でも」
芳樹は、「女の怖さ」から、黙ってしまった。