第50話
文字数 770文字
「・・・龍告寺がここ・・・そしてさっきのスーパーが・・・ここ」
門田が蛍光ペンでそれぞれの位置にマークを記している。
「・・・んで、前回のスーパーが・・・ここと」
蛍光ペンの赤い染みが地図に三ヶ所つけられた。
「ここから・・・考えられることは・・・」
「んんんんん・・・・・」
三人が腕を組み頭をひねり出した。
「・・・・んんんん・・・・んんんん・・・」
「ダメだ、さっぱりわからない」
西村が相変わらずの消え入りそうな声で呟いた。
「うん。何か共通項でもあればいいんだけどね」
深雪が深く頭をもたげた。
「・・・うーん・・・これ・・・は」
門田が地図から顔を上げた。
「・・・これは・・・こうではないでしょうか」
二人が門田に目をやる。
「・・・が、僕の仮説を話す前に・・・我々はついに経験してしまったのです・・・」
門田の目に力が込められている。
「・・・皆さん、ついに我々は追い求めていた超常現象に出会えてしまったのです・・・思えば、僕がこの世界に足を踏み入れたのは小学生の頃。いつも独りで休み時間を過ごしていました・・・こんな友達のいない僕を慰めてくれたのは・・・つのだじろう先生の漫画でした。恐怖新聞、後ろの百太郎、亡霊学級、空手バカ一代はスポ根でしたが・・・いつしか僕は科学では説明のつかない話や不思議な出来事に夢中になっていきました・・・いつか僕にも・・・こんな僕にも・・・と、思い続けてここまできました・・・みんなからバカにされ、虐げられ、無視され続けても・・・僕はこんな世界があると信じてきました・・・」
ブッケンの二人は門田の話に聞き入っている。特に西村の目は赤く充血している。
「・・・そして・・・ついに・・・昨日と今日・・・目の前で僕の手首がぁぁぁ・・・燃えるようにぃぃぃ・・・あかぁくぅぅぅ!」
門田が蛍光ペンでそれぞれの位置にマークを記している。
「・・・んで、前回のスーパーが・・・ここと」
蛍光ペンの赤い染みが地図に三ヶ所つけられた。
「ここから・・・考えられることは・・・」
「んんんんん・・・・・」
三人が腕を組み頭をひねり出した。
「・・・・んんんん・・・・んんんん・・・」
「ダメだ、さっぱりわからない」
西村が相変わらずの消え入りそうな声で呟いた。
「うん。何か共通項でもあればいいんだけどね」
深雪が深く頭をもたげた。
「・・・うーん・・・これ・・・は」
門田が地図から顔を上げた。
「・・・これは・・・こうではないでしょうか」
二人が門田に目をやる。
「・・・が、僕の仮説を話す前に・・・我々はついに経験してしまったのです・・・」
門田の目に力が込められている。
「・・・皆さん、ついに我々は追い求めていた超常現象に出会えてしまったのです・・・思えば、僕がこの世界に足を踏み入れたのは小学生の頃。いつも独りで休み時間を過ごしていました・・・こんな友達のいない僕を慰めてくれたのは・・・つのだじろう先生の漫画でした。恐怖新聞、後ろの百太郎、亡霊学級、空手バカ一代はスポ根でしたが・・・いつしか僕は科学では説明のつかない話や不思議な出来事に夢中になっていきました・・・いつか僕にも・・・こんな僕にも・・・と、思い続けてここまできました・・・みんなからバカにされ、虐げられ、無視され続けても・・・僕はこんな世界があると信じてきました・・・」
ブッケンの二人は門田の話に聞き入っている。特に西村の目は赤く充血している。
「・・・そして・・・ついに・・・昨日と今日・・・目の前で僕の手首がぁぁぁ・・・燃えるようにぃぃぃ・・・あかぁくぅぅぅ!」