第3話

文字数 1,555文字

旅行サークル所属大学1年生の時の3年の先輩 T・O(当事付き合っていた恋人)

前略

私のことを覚えているでしょうか?お父様の会社を継がれたのですね。とても驚きました。突然ですが、あなたに伝えたいことがあり

筆をとらせていただきました。私は、当時貴方の同期の女の先輩から嫌がらせを、いえ、いじめをうけていました。

最初の切っ掛けは夏の沖縄旅行でした。あなたが、1日目の夜酔っぱらいながら私たち1年生の寝ている所に来て何度も帰ってと

伝えたのに帰ってくれずみんなで川の字になっている所にあなたが入り寝たのが最初でした。そこから、全てが始まったのです

旅行から帰り友達に言われたのです。一人で寝るのが寂しいから一緒に寝てほしいって言ってた女子がいたと。

そんな人記憶になかったので誰の話?と聞いたら、私の話だと言われました。女の先輩が悪意ある噂を流していたのです。

それだけでは、なく二日酔いと車酔いをした私は一緒に同乗していた男友達のカバンを借りてまくらにしていて寝てたところを

写真にとり、膝枕してたよと貴方に言った先輩もいましたね。あなたは、わたしを攻め否定をしている私に証拠があるんだよと言いました

ではなぜ、同乗していた男の子に確認をとらなかったのでしょうか?あなたは私よりわざわざそんなことを言うような人間性に問題がある

友達を信じたのです。悲しかった。悔しかった。

そこから増々エスカレートして、少しでも他の男と話すと貴方に告げ口をされ私は、怒られる。それの繰り返しでした。

本当は怒りたかった。でも、耐えていたのは、私が貴方の彼女だったからです。他のみんなは、女の先輩たちが私のことを嫌いなのを

嫌がらせをしているのを知っていました。本当にあなたは、全然気づかなかったのでしょうか?

同期に言われました。俺がお前だったらこのサークル辞めてる。私は先輩に嫌われたくないからあなたがやって。汚れ仕事を頼まれるのが常でした

誰もかばってくれず、どんどん蓄積していいました。もう限界でした。別れてほしいと私は告げました。あなたは覚えているのでしょうか?

私に被害者面をするといったのを。どうして、好きな人から言われた一言は、こんなに心に突き刺さるのでしょうか?

言われたあの日から私は自分の感情が分からなくなりました。悲しい、苦しい、怒りたい でも もしかしたら私が異常なのかもしれないと

心が折れたのは、卒コンでした。メイン企画は私、サポートが2人。なんで、嫌われてる人たちのために私がしなくてはいけないのでしょうか

サポート役の人からは一切連絡が来ず、わたしは一人でこなしていました。卒コン当日の一週間前に同期から連絡が入りました。

袴の写真をとりたいから、一次回に間に合わないからと先輩から伝えられたと。卒業の時期でただでさえ予約困難な中、頑張って企画したものを

潰されたのです。あなたは、私と別れた後あいつうざいといってたらしいですね。だから、わたしは、こういいました。あなたがそんなことを言う人ではない。もし、本当にいってたのならば
私に非があると。だってそうでしょ?わたしが好きになったあなたは、絶対にそんなことを
いうひとではなかった。わたしは、わたししか信じない。
本人の口から言われた言葉しか信じません。
貴方たちが卒業をしてから私は大学を辞めました。電車に乗れなくなってしまったのです。

私は、今なら言えます。

私は、あなたたちの被害者です。

謝ってほしいわけではありません。ただ、あなたたちは、一人の人を精神的に追い込み学歴と人生を曲げたという真実を死ぬまで忘れないで下さい。それが、貴方たちの罪です。

かしこ

和田菜穂





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