逆転洗脳! チンポにジャスティス&パッション!

文字数 894文字

これで終わりよ!
そう叫ぶと、ハルカは躊躇なくゾギーマの前に跪き──その股間の逞しい隆起にとりすがった。
(ゾギーマを倒すには、オチンチンにご奉仕しなければ……。接近できた今が最大のチャンス!)
(あれ……? でも、本当にそう?)
その胸に違和感がよぎる。
ククク……
ゾギーマは戸惑う彼女を見降しながら含み笑いを禁じ得なかった。
(不意の覚醒には驚いたが……どうやら洗脳はギリギリ間に合ったようだな)
彼女の正義や情熱、愛の心は奪えない。だがその思考回路ならば弄ることができる。
(我を倒すには性奉仕をしなければならない──そう思い込ませた。それは時が経てば経つほど全身に回る毒のように、こやつの心を侵食し、支配していく……)
そんな邪悪な企みを知らぬハルカは、すぐに頭を振って違和感を否定した。
(怯んじゃ駄目。確かに男の人の……しかも、敵のものに奉仕するなんて屈辱的だけど、でも、平和を取り戻すにはそれしかないんだから!)
そんな彼女の内心を見透かしたかのようにゾギーマが挑発する。
どうした、勇ましいのは口だけか?
腰を引く気配に慌てるハルカ。
(いけない! 逃がしてしまう!)
(逃がさないためには──そうだわ……卑屈な態度で乞い願わなければ! そうすれば、ネガティブ・スピリッツは抗えない!)
(……!?)
再び違和感。
だが、それを気にしている時間はない。
ど…どうかお許しください。これから、ゾギーマ様のオチ……
口にしかけた言葉を思わず呑み込む。
(恥ずかしい! でも、言わないと!)
オ……オチンポに心を込めてご奉仕をする機会を、どうかお与えください。
そう言って床に頭をこすりつける。
フッ……よかろう。だがハンパな態度ならば即座にやめさせるぞ。
か、かしこまりました! くっ!
込み上げる屈辱感で、揃えてついた両手が指先までブルブルと震える。
(耐えるのよ……正義のために!)
それが洗脳だとは気づけないままに、再びゾギーマの股間と向き合うハルカ。
……。
凄い……
着衣の上からでもハッキリとわかるゾギーマの巨大な肉幹の盛り上がり。
(目を逸らすことができない……。眺めているだけで、お腹の下のほうが、きゅうんってしちゃう……)
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登場人物紹介

ハルカ
孤児院「ジャスティスホーム」でボランティアをしている心優しい女子高生。
ジャスティスパッション ハルカに変身して人類の為に戦う。その力の源は「正義」「情熱」「愛」という正の精神エネルギー。

ゾギーマ
人類を侵略する「ネガティブ・スピリッツ」の王。
「妬み」「憎しみ」「傲慢」などの負の精神による生命体。

ナオト
ハルカの恋人。「ジャスティスホーム」の留守を預かる。

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