気負いと老い

文字数 1,004文字

初回を書いてから10日も経過してしまった。
気負ってしまったのだ。

アップからすぐに2回目を書こうとして、
おいおい、最初からトップギアで持つか?と我慢。

言葉について書こうと思ったら、
辞書の引用のしかたを調査したところで止まり。
スマホじゃ画面並べられないし、パソコンでやろうやろうやろう…ぐぅ。
と、過ぎてしまった。

ぐうたらなくせに、局所的に完璧志向。
きちんと書けないなら…書かない!という0か100か思考。あーあ。

そんなあーあついでではないが、あーあなお話。
気づいてしまった新たな「老い」。

自然の摂理のとおり、日々わたしは老いている。
いつの頃からか時間差で筋肉痛が出始め。
スマホを見る位置が自分から遠くなった。
白髪がここにきて増えてきた。
目の下のシワが線から網目に変化した。

そんな中、今回の変化の衝撃度は大きかった。
(これまでのものは、全くの想定外と言う事でもなかったのだ。)
よくよく考えてみればそれは当然なのだけど、
老いステージが上がった感。

首に縦の線が走るようになったのだ。

メイク前顔のうぶ毛を剃る。
顎から首にかけても剃るため、上の前歯で下唇を噛み、首の皮膚を平らにしたその時。

その時、首の中央に一部縦に細かなシワを発見。
長さ2cmくらいだろうか。10本ほど、密集して出現。
え?
何回やっても縦にシワ…。

首は、太れば横に線はつく。
若い頃にはでなかった横の線も出てきた。
いずれも横の線。
縦シワの存在など知りもしなかった。

普通にしていれば縦線は見えない。
だが、下唇をかむとピシイッと縦シワが走る、
ピシイッ。

あー。
首の縦シワが出る最初の瞬間を見つけた時のかなしみ。
クスン。
最近、今だからこそ分かる、知ることもあり、
歳を取るのも悪くないものだ、と思っていたところに
縦ジワ。

色んな事を拾う自分の高感度アンテナがうらめしい。

そういえば、お友達(85歳・女性)言ってたのを思い出した。

「まだまだよ〜。
 歳取るとね、耳にもシワできるから。
 耳にシワだよ?
 人の耳見て、へぇ〜耳にシワできるの!?と
 思ってたら、自分にもできたから。」

おお。年の功。
こんな話は同年代からは聞けない。

アタシにもできちゃったね〜。
首だけど。まさかの首。
ひとつほうっと、ため息をつきつつ、
こうやって話の種にもなった訳だし、
ええじゃないか、と思ったのであった。

ただ、あがきますよ。保湿保湿。
目元は三万円のクリームを使って絶賛ジタバタ中。
首にも塗ろうかしら。
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