第3話 出会い
文字数 703文字
雑多に感じたけれど、なんだか皆親しげで仲がよさそうにみえるなと考えていると
「半分いい?」と私のスツールを指差す年下と思える男の子がいた。酔いの勢いもあってか警戒心もなく私はスツールを半分明け渡した。
「一人? 待ち合わせ?」
「一人で来たよ」と返事をし私はフロアの方を眺めた。年下は私の好みではない。フロアは人で溢れていた。
「踊ってくる?見ててあげる」と言葉を貰う。
「じゃ踊ってくる」と私は笑って返事をしフロアへ出た。ライトに手をかざし緩く踊る。体感する大音量と酔いの心地よさで、楽しくなってくる。わぁライトが綺麗と思い緊張が溶けて楽になる。
一人楽しげに踊っていたら、正面にいた女の子二人が一緒になるように踊り出した。もう何でもいいやと思い一緒に踊る。暫くして喉が乾いたからまたジントニックを飲もうとしてカウンターへ戻った。
「カイピリーニャあげる」
スツールの半分を取り返し座ろうとしたら、年下の男の子が私にグラスを渡してくれた。
「いつも笑っているといいよ」
「え?」
「可愛いよ」
へぇーそうなんだと思いその言葉を素直に喜んだ。失恋して辛く荒んでいた気持ちが一気に吹き飛んでしまう。初めて飲むカイピリーニャはスッキリとして甘くて美味しい。
「カイピリーニャ美味しい?」
振り替えるとフロアで一緒に踊っていた二人がいた。
「名前は?」
一人の女の子が尋ねてきた。
「真央」
私は笑いながら返事をした。
「私はマリア」
「私はアーニャ」
「僕はマルコス」
スツールの半分からも返事がきた。自己紹介が終わったところで、何故だか皆で笑い合ってしまった。
「半分いい?」と私のスツールを指差す年下と思える男の子がいた。酔いの勢いもあってか警戒心もなく私はスツールを半分明け渡した。
「一人? 待ち合わせ?」
「一人で来たよ」と返事をし私はフロアの方を眺めた。年下は私の好みではない。フロアは人で溢れていた。
「踊ってくる?見ててあげる」と言葉を貰う。
「じゃ踊ってくる」と私は笑って返事をしフロアへ出た。ライトに手をかざし緩く踊る。体感する大音量と酔いの心地よさで、楽しくなってくる。わぁライトが綺麗と思い緊張が溶けて楽になる。
一人楽しげに踊っていたら、正面にいた女の子二人が一緒になるように踊り出した。もう何でもいいやと思い一緒に踊る。暫くして喉が乾いたからまたジントニックを飲もうとしてカウンターへ戻った。
「カイピリーニャあげる」
スツールの半分を取り返し座ろうとしたら、年下の男の子が私にグラスを渡してくれた。
「いつも笑っているといいよ」
「え?」
「可愛いよ」
へぇーそうなんだと思いその言葉を素直に喜んだ。失恋して辛く荒んでいた気持ちが一気に吹き飛んでしまう。初めて飲むカイピリーニャはスッキリとして甘くて美味しい。
「カイピリーニャ美味しい?」
振り替えるとフロアで一緒に踊っていた二人がいた。
「名前は?」
一人の女の子が尋ねてきた。
「真央」
私は笑いながら返事をした。
「私はマリア」
「私はアーニャ」
「僕はマルコス」
スツールの半分からも返事がきた。自己紹介が終わったところで、何故だか皆で笑い合ってしまった。