第６話：千葉末吉の結婚と兄弟の株売買成功
文字数 2,065文字
そこでゲレンデを降りて民宿で支払いを済ませた。昼食用に高速道路が混んでも大丈夫な様にサンドイッチとおむすびのお弁当と飲み物を買いスキー場を出発。すると連休の合間だったせいか渋滞を感じることなく１５時には、成田の牧場に到着した。２月１４日「バレンタインデー」に殿村仁美さんが箱入りのバレンタイン、チョコレートを手渡してくれた。
「珈琲を入れて、チョコを食べようと包みの封を開けた」
「すると折りたたんだ便せんが入っていたので読み始めた」
「そこには、今年、結婚を申し込んでいただけませんかと書いてあった」
「それを見て仁美さんって可愛い人だなと思い、いとおしくなった」
「そこで、仕事の時、耳元で僕と結婚しようとつぶやくと彼女の顔が泣き顔になった」
「その後、仕事中に急に言わないでよと言った」
「それを聞いて、ゴメンとあやまると、嘘よ、良かった！」
「続けて６月に結婚しようと言い、私、これでもクリスチャンなのよ！」
「６月の花嫁は、ジューンブライドといって、素敵なのよと笑顔になった」
「昔、ヨーロッパでは３月～５月の３ヶ月間は農作業が大変忙しくなる時期だった」
「そのため、この３ヶ月間は結婚が禁止されていたのよ」
「結婚解禁の６月、多くの人から祝福され幸せになれると言われていると笑った」
こうして、千葉末吉と殿村仁美さんが１９９７年６月２日の月曜日「成田Ｙ牧場の定休日」成田の結婚式場で結婚することに決めた。結婚式の当日は、若い人が多く仕事関係者、高齢者の出席は、意外に少なかった。多分、平日で休めなかったのかもしれない。しかし、若者が多く、明るく元気な披露宴となった。もちろん、両家の両親は、かけつけてくれ祝福してくれた。仕事が忙しいので新婚旅行は、お預けになったが楽しい結婚式だった。
でも、この頃、日本経済は、冬の時代を迎え１１月１７日、北海道拓殖銀行破綻、山一證券破綻。１９９８年が明け１月１０日の朝、仁美さんが体調が悪いと言い千葉末吉が車で近くの産婦人科病院へ行くと双子の妊娠が判明した。その時、双子だと伝えられ予定日は７月１日と告げられた。このニュースを千葉家と殿村家に連絡すると喜んでくれた。４月、世界最長の吊り橋である明石海峡大橋が開通した。
６月２８日、千葉末吉が殿村仁美を近くの産婦人科病院にタクシーで送って入院し、７月１日の朝、男女の双子誕生と連絡が入った。そして、長女を千葉和恵、長男を千葉和敏と名付けた。退院後は、千葉家で面倒見てもらう事になった。７月１２日に第１８回参議院議員選挙が行われた。その結果、橋本内閣総辞職、小渕内閣が発足した。全国高校野球選手権大会の決勝で横浜高校の投手松坂大輔が５９年ぶりにノーヒットノーランを達成し優勝。
１０月１４日、田中角栄元首相が政界引退を表明。その後、１１月初旬、昼休みに上野のＮ証券に行き、証券口座を開設し担当者の植村さんに挨拶した。そして３００万円を入金した。これで、いつでも株を買える事になった。その後、担当者の植村さんに銘柄が良いかと聞くと３００万円あれば、成長株が良いと言った。そして、おもむろに植村さんが最近上場したばかりのコンピューターソフトウェア企業で関西銘柄のオービックの成長性に興味を持った。
この銘柄を勧めると言われた。それに対して了解しましたと答え、毎朝、８時に電話して良いですかと千葉裕一が聞くとわかりましたと答えた。こうして１９９８年始め、オービック株が東京証券取引所第２部に上場し１９９８年１月初旬の８時、証券会社の植村さんに千葉裕一が電話した。すると気配値が６９０円と安く買いと言われ、同意し４千株２７６万円で買い、残金が２４万円となった。
こうして１９９９年が明け、１月１４日、小渕第１次改造内閣が発足した。自民党の単独政権から小沢一郎を党首とする自由党との連立政権になる。石原慎太郎、東京都知事に当選。歌手の宇多田ヒカルがデビューした。ファーストアルバム「ファーストラブ」が７００万枚を売り上げ日本新記録を樹立。ＮＨＫ「おかあさんといっしょ」から生まれた曲『だんご３兄弟』がＣＤシングル歴代新記録となる約２９０万枚の大ヒット。
池袋通り魔殺人、下関通り魔殺人、桶川ストーカー殺人、文京区幼女殺人、京都小学生殺害事件など１９９９年は、相次いて凶悪事件が発生した。２０００年２月７日の朝、証券会社の担当者から千葉末吉に電話が入り任天堂株の気配値が２４５５０円と高いから売りと言われた。そこで、２００株成り行き売り注文を出すと税引き後利益が４０３万円となり残金が４１３万円となった。
その後も忙しく牧場での改善点を考え少しずつ実行していった。こうしているうちに１９９６年が明けた。２０００年２月２２日、ヤフー１株が１億６７９０万円という信じられない価格を見て株の上昇のすごさを感じた。そのため、ヤフー株が下げたら買おうと考え始めた。でも、そんなに下がる訳ないかと半信半疑でもあった。それでも毎朝、インターネットでヤフーの気配値をチェックし続けた。
「珈琲を入れて、チョコを食べようと包みの封を開けた」
「すると折りたたんだ便せんが入っていたので読み始めた」
「そこには、今年、結婚を申し込んでいただけませんかと書いてあった」
「それを見て仁美さんって可愛い人だなと思い、いとおしくなった」
「そこで、仕事の時、耳元で僕と結婚しようとつぶやくと彼女の顔が泣き顔になった」
「その後、仕事中に急に言わないでよと言った」
「それを聞いて、ゴメンとあやまると、嘘よ、良かった！」
「続けて６月に結婚しようと言い、私、これでもクリスチャンなのよ！」
「６月の花嫁は、ジューンブライドといって、素敵なのよと笑顔になった」
「昔、ヨーロッパでは３月～５月の３ヶ月間は農作業が大変忙しくなる時期だった」
「そのため、この３ヶ月間は結婚が禁止されていたのよ」
「結婚解禁の６月、多くの人から祝福され幸せになれると言われていると笑った」
こうして、千葉末吉と殿村仁美さんが１９９７年６月２日の月曜日「成田Ｙ牧場の定休日」成田の結婚式場で結婚することに決めた。結婚式の当日は、若い人が多く仕事関係者、高齢者の出席は、意外に少なかった。多分、平日で休めなかったのかもしれない。しかし、若者が多く、明るく元気な披露宴となった。もちろん、両家の両親は、かけつけてくれ祝福してくれた。仕事が忙しいので新婚旅行は、お預けになったが楽しい結婚式だった。
でも、この頃、日本経済は、冬の時代を迎え１１月１７日、北海道拓殖銀行破綻、山一證券破綻。１９９８年が明け１月１０日の朝、仁美さんが体調が悪いと言い千葉末吉が車で近くの産婦人科病院へ行くと双子の妊娠が判明した。その時、双子だと伝えられ予定日は７月１日と告げられた。このニュースを千葉家と殿村家に連絡すると喜んでくれた。４月、世界最長の吊り橋である明石海峡大橋が開通した。
６月２８日、千葉末吉が殿村仁美を近くの産婦人科病院にタクシーで送って入院し、７月１日の朝、男女の双子誕生と連絡が入った。そして、長女を千葉和恵、長男を千葉和敏と名付けた。退院後は、千葉家で面倒見てもらう事になった。７月１２日に第１８回参議院議員選挙が行われた。その結果、橋本内閣総辞職、小渕内閣が発足した。全国高校野球選手権大会の決勝で横浜高校の投手松坂大輔が５９年ぶりにノーヒットノーランを達成し優勝。
１０月１４日、田中角栄元首相が政界引退を表明。その後、１１月初旬、昼休みに上野のＮ証券に行き、証券口座を開設し担当者の植村さんに挨拶した。そして３００万円を入金した。これで、いつでも株を買える事になった。その後、担当者の植村さんに銘柄が良いかと聞くと３００万円あれば、成長株が良いと言った。そして、おもむろに植村さんが最近上場したばかりのコンピューターソフトウェア企業で関西銘柄のオービックの成長性に興味を持った。
この銘柄を勧めると言われた。それに対して了解しましたと答え、毎朝、８時に電話して良いですかと千葉裕一が聞くとわかりましたと答えた。こうして１９９８年始め、オービック株が東京証券取引所第２部に上場し１９９８年１月初旬の８時、証券会社の植村さんに千葉裕一が電話した。すると気配値が６９０円と安く買いと言われ、同意し４千株２７６万円で買い、残金が２４万円となった。
こうして１９９９年が明け、１月１４日、小渕第１次改造内閣が発足した。自民党の単独政権から小沢一郎を党首とする自由党との連立政権になる。石原慎太郎、東京都知事に当選。歌手の宇多田ヒカルがデビューした。ファーストアルバム「ファーストラブ」が７００万枚を売り上げ日本新記録を樹立。ＮＨＫ「おかあさんといっしょ」から生まれた曲『だんご３兄弟』がＣＤシングル歴代新記録となる約２９０万枚の大ヒット。
池袋通り魔殺人、下関通り魔殺人、桶川ストーカー殺人、文京区幼女殺人、京都小学生殺害事件など１９９９年は、相次いて凶悪事件が発生した。２０００年２月７日の朝、証券会社の担当者から千葉末吉に電話が入り任天堂株の気配値が２４５５０円と高いから売りと言われた。そこで、２００株成り行き売り注文を出すと税引き後利益が４０３万円となり残金が４１３万円となった。
その後も忙しく牧場での改善点を考え少しずつ実行していった。こうしているうちに１９９６年が明けた。２０００年２月２２日、ヤフー１株が１億６７９０万円という信じられない価格を見て株の上昇のすごさを感じた。そのため、ヤフー株が下げたら買おうと考え始めた。でも、そんなに下がる訳ないかと半信半疑でもあった。それでも毎朝、インターネットでヤフーの気配値をチェックし続けた。
