魔法通りの闇統治 アレラ

文字数 532文字

「ふふふ……」
思わず笑い声が漏れる。久しぶりだしね、魔法通りの闇が動き出したのって。
ああ、最初「闇はない」とか言ってたけど、あれ訂正。「存在が無視されている闇はない」ね。
実際問題、闇がなかったら私、無職。
さぁて、実験を中断されたから……さっさと終わらせて帰っちゃお。キャクスのケーキも食べたいし。
あの子一応猫なのに、スイーツ作るのが悪魔的に上手いんだよね。
取りあえず……行きますか。
私が向かったのは、厳重にロックされた扉。南京錠、数字錠、カードキー、鍵穴、音声認識、指紋認識、など……。こんなにロックしたのは私。前までは鍵穴だけだったらしいんだけどね。
全部魔法で一気にこじ開けると(めっちゃ高度な魔法なので闇たちは使えないよ!)悪すぎる空気が流れ出てきた。あー、この雰囲気嫌いだわ……。
とりあえず始末しておかないと。
闇の最高責任者に会いに行く。
「ああ、アレラさん。お久しぶりです。」
「久しぶり、ハナ。」
ハナ、と名乗る人。
こいつに交渉しておかないと。
・・・・
交渉は成立。っていうか私とハナは完全な力関係にあるからね。
いろんな意味で。(魔力桁違い!)
あー、ねむ……もうランドフォルトの刻だからなぁ……。
取りあえず、さっさと家に帰って、ケーキ食って、寝るとしますか……。
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