険しいエコの道

文字数 601文字

破れた布を集めてる友達がいたの。
切れ端を集めてエコバックを作るんだって。
私もトートバックでお買物するよ。
レジ袋よりオシャレだしね
みんながエコバックを使えばゴミをたくさん減らせるの。
その気持ちは大事よ。
でもね、オシャレの感覚でたくさんトートバックを買って…
数回しか使わないで飽きて捨てちゃう人が結構多いみたいよ。
本末転倒なの。

そもそもレジ袋の前に商品の過剰包装を止めた方が効果が高い気がするし…。
資源ゴミを仕分けする前に活用の方法をキチンとしなきゃ全然ダメダメなの。
知ってる?
エコのつもりで割り箸やめてわざわざMy箸を買ってる人結構いたけど…
ブームに乗り切れなかった商品が何万トンってゴミに成り果てたの。
割り箸だって元々は森を手入れした時に出た“間伐材”を元にしていたの。
その割り箸の利益が森を守る資金になっていたよ。
それが原生林を伐採した外国産の安い割り箸に押されて…
今度は割り箸そのものが悪者扱いよ。
森が泣いているの。
ニャーッ
私個人じゃ限界よ…。
ドライアドの話に入れる予定だったエピソードの一部。

資源回収等のエコ活動に関する素朴な疑問。

意識高い系の自然を考えてます感が嫌いです。

使い捨て商品を使わない事が必ずしも自然の為になってる訳ではありません。

資源回収が必ずしも自然の為になってる訳ではありません。

時として問題のすり替えや商売に使われている事を悲しく思います。

話に組み込む事が難しかったので…


没。

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登場人物紹介

鈴音(すずね)


修道院の貧困を救うためにお金を稼げる大人を目指している孤児院出身の女の子。

努力と根性で高名な魔法学校に次席入学を果たした。

過去に壮絶な死別を経験しており、食べ物を粗末にする事を極端に嫌う。

明るく積極的で協調性にも優れ友達が多い。

しかし実は周囲の生徒と価値観が合わず、本当の友達と呼べるのはランカ一人しかいない。


演者:CHOCO鈴音

蘭華(ランカ)


すずねの親友で魔法学校を主席で入学した秀才。

天才肌で大抵の勉強は授業のみで覚えられる。

しかし将来に対して何の希望も目標も持てず悩んでいる。

明るく行動的なすずねに刺激を受けてうわさ話を追いかけている。

意外と抜けている一面も。

好物はラーメン。


演者:CHOCO蘭華

亀谷商店のトメさん


駄菓子屋の店主をしている蘭華のおばあちゃん。

とっても優しくて、すっごく恐い。


演者:無糖あず

※本作の監督です。トメさん役が見つからずピンチヒッターとして俳優デビュー。二次創作“君影草と魔法の365日”の作者。

消えた石像


とっても恐い形相をした石像。

魔法学校の玄関に2対飾られている。


演者:猫威ガーディー

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