第4話 真砂会長のお孫さま
文字数 757文字
現れた神経質そうな男子は、ムスッとしたままカウンターに座る。
終始機嫌の悪そうな高校生男子は、長テーブルの端っこでPCのキーボードを叩いている少女を、親指で指す。
それを見て、仲川さんは苦笑しながらその少女に声をかける。
波瑠ちゃんと呼ばれた少女は、ノロノロと立ち上がり、飲み物を取りに行く。
挨拶が終わらないうちに、ストレートボブの少女は前のめり。