第九章 地図にない場所

文字数 8,250文字

第九章 地図にない場所

「行っていいんですかね。申し訳ない気が。」

とりあえず、羽織を着ながら、でも思わずつぶやいてしまう。

あの時、青柳教授は、自分にはほかの人より優れているところがあるなんて言ったけれども、ああしていってくれるのは、特別な人でないとだめだということは何よりも知っている。

それより、彼のほうが、真実を知っているのではないだろうか。あの時の台詞こそ、真実を語っているようなものだ。それをなんでわざわざ、体験させなければならないのだろうか。心を鍛えるとか、がまんさせるとか、そういう事を教えるのなら、原住民の下で暮らすとかで十分だと思う。なんでわざわざ、自分が苦しんだところに滞在なんかさせないといけないのか。でも、教授から受けた命令だから、絶対に実行させないと、また叱責を食らうだろうし、自身も反抗する体力はなかった。

仕方ない、連れて行くか。髪を掻きながら部屋を出て、水穂は、須藤聰の部屋へ行った。

「行きますか。」

それだけ言って、とりあえずドアを叩く。と、いきなりドアが開いて、気合たっぷりの顔をした、須藤聰が顔を出した。この顔を見て、水穂はさらに申し訳ないきもちになった。

「お願いします。」

「あ、はい。」

とりあえず、部屋から出して、廊下を歩く。聰は気合でいっぱいで、水穂は申し訳なさで、互いの顔を見て歩くことはできない。

「先生にあいさつしたほうがいいですかね。」

「あ、結構だと言ってました。今日中に資料を書かないと、学会に間に合わなくなるからって。」

「そうですか。まあ、忙しいのは当たり前の事ですから、俺は気にしません。」

そう言いながら、聰はどんどん靴を履き、玄関から外へ出て行ってしまった。水穂も草履をはいて、急いで外へ出た。外へ出ると、予約をしていたタクシーが、時間を守ってやってきた。その真っ黒い車両を見て、水穂は嫌な予感がしてしまったが、聰は何にも気にしないでそれに乗り込んだ。

「えーと、行き先は、確か、」

「はい、新山織物。」

というと、運転手は嫌な顔をする。誰だって、あんなところには行きたくないよなと思いながら、

「すみません、お願いします。」

仕方なくもう一度言うと、運転手はしぶしぶタクシーを動かした。

その新山織物という企業は、富士市内でも特に辺境の地域にある企業で、従業員も五人もないという本当に小規模な企業だと説明するしか、水穂にはできなかった。あとはもう、彼の判断に任せてしまうということにしなければ、まさか自分がそういうところへ就職しろなんて、とても命令できるものではない。そんな命令をしたら、あまりにも辛すぎる。

「今日はありがとうございます。俺は働くなんて一生無理だと思っていた気持ちもあったのですが、先生が働けそうなところを探してくれたなんて信じられないです。ま、まあ、本来は、面接なんて、俺が一人で行くんですけれども、こうしてついてきてくれるなんて。」

「まあねえ、教授は、須藤さんは口が下手だから訂正してやってくれと言ってましたよ。」

気合を入れている聰に、やっとそれだけ言えた。

「でも、本当に人気のないところですから、あんまり気合を入れなくてもいいです。」

「そうですね。確かに、求人誌で、呉服関係を調べてみましたけど、新山という名称はありませんでしたよ。まあでも、きっと日本の伝統を作るところでしょうから、敷居が高いところなんだろうな。俺みたいながさつな人間は、無理だろうと、はじめから勝敗がわかっているような、そんな気がします。第一、俺が、そういう高級なものを扱うところに就職なんてはじめからできるわけないですから。まあ、先生はダメもとで行けと言っていましたが。」

どうやら、聰は呉服関係というと、超高級なものを扱うところだと思い込んでいるようである。まあ、彼に限らず、一般的な人はそう思う事だろう。そうなると、着物にも順位があって、着る場所や着る人が違うという事を話すのはやめたほうがいいなと思った。

「でも、もし、採用させてもらうことができたら、その時は全力で働こうと思います。あ、勿論、採用されればですけど。」

そうか、どこへ行っても全力で働く気持ちだけは忘れないのか。

「本当にごめんなさい。」

思わず口を継いで出てしまった。

「何がごめんなさいなんですか?俺、もうこんな年ですから、仕事を選ぶことなんてできないし、そうする権利もないんですから、言ってみろと言われた会社は必ず訪問しますし、採用されれば一生懸命働きますよ。それに、この仕事が向いてないなんて、贅沢は絶対に言いません。どんな仕事であっても、ご飯を食べさせてくれるのであれば、よろこんでひきうける覚悟はできています。そのくらいの気持ちで生きないと、人間、ご飯にありつくことはできないじゃないですか。俺、仕事が合わなくて、うつ病なんて言う、甘ったれたことは絶対にしない自信がありますから。本当に、俺は、どんなに地味な仕事でも、徹すれば必ず何か良い評価につながると思っていますんで。」

「ごめんなさい。そこまで。」

思わず、車を止めてと言いたくなってしまう水穂だった。

「なんですか?仕事ってのはそういうもんですよ、逆に成果のないものは仕事にはなりません。芸術はその代表格です。」

「いいえ、芸術でも一流になればそれなりの評価は出ると思います。でも、今回は評価なんて悪いことばかりで、成果なんてどこを指しても見えないんです。」

やっと真実を語らなければならないと思った水穂だったが、どうしても具体的な職業名を口に出して言うことができない。もし、口にしたら、今ある信頼関係もぶち壊しにしてしまうかもしれない。

「なんですか?成果が見えないってどういう事です?そんな仕事なんてどこにあるんですか?」

疑いもせずに、質問する聰に、水穂はどうしたらいいものか、頭を悩ませていると、

「お客さん着きましたよ。ここの機屋さんですよね。看板が出ていないからわからないけれど、住所はここで合ってますでしょ?」

間延びした顔で運転手が言って、タクシーが止まった。

「機屋さん?」

急いで周りを見渡すが、どこにも機屋という看板はない。あるのはかろうじて舗装されている狭い道路と、その周辺にポツンポツンと立っている小さな家と、そして、その周りを取り囲むように生えている、木々、木々だったのである。

「あ、はい。ここです。ありがとうございました。帰りもお願いすると思いますから、最寄りの営業所の、電話番号を教えていただければ。」

水穂は、タクシーにお金を払った。

「領収書に明記してありますので、そこにかけてくれれば大丈夫です。でも、ここから呼び出すと、かなり遠いので相当時間がかかることをご覚悟くださいね。」

運転手が渡した領収書に確かに営業所の番号は書かれていたが、迎車料金は相当かかるだろうなと思われた。

「行きましょう。」

水穂も、こうなれば覚悟を決めて、タクシーを降りた。聰がぽかんとしたままタクシーを降りると、やっと帰れると言いたげに、運転手は喜び勇んで帰ってしまった。

しっかし、機屋さんというものはどこにあるんだ?それらしき看板はない。水穂は、かまわずに道路を歩き始めた。狭い道路であったが、歩道どころか、路側帯すら用意されていなかった。さすがに、どこかの外国のように、道路が土であるということはなかったが、都会によくある、ビルも学校も、鉄道駅も全くなかった。もしかしたら、秘境駅がありそうだけど、ここには鉄道すらないと聞かされた。

しかし、聰は、この地域を気持ち悪いとは思わなかった。歩いていけばいくほど、木のにおいがして、小鳥が鳴いている。頬にあたる風は、都会にあるようなべたっとした不快感はなく、それよりもさわやかでそっと髪をなでてくれる。それはまるで体を優しくなでてくれる母の手の様。時に、二人の前を飛び交う鳥たちは、まるで歓迎のあいさつをしているようである。

「すごく、心地いい場所ですね。ここはなんていう地区なんですかね。」

思わず聞いてみると、

「そうですね。詳しい地図でないと地名も載ってないかもしれない。」

と返ってくる。

「地図に地名が掲載されないなんて、今時ないんじゃありませんか?せめて、グーグルのマップとかには?」

思わず聞いてみると、

「まあね、そういうところにはあるかもしれないですけど、口に出して言うにはちょっと躊躇するかもしれませんね。このあたり、昔は同和地区だったんです。今は秘境ブームでちょっとした観光地になってますが。」

やっと真実が出た。

思わず足を止めてしまいそうになったが、

「ここですよ。」

一軒の小さな建物の前で止まった。普通の民家を小さくしたような、とてもとても小さな家だった。商売なんかやっているのだろうか、と思われたが、

「音がするでしょ。聞こえます?」

確かに、パタンパタンと規則正しく何か鳴っているのは聞こえてきた。しかし、看板というものはなかった。

「ごめんください。」

水穂が、静かにインターフォンのない玄関ドアを叩く。するとパタンパタンという音が止まって、はいどうぞと言いながら、人が近づいてくる音がする。声から判断すると男性の様である。

ガチャンとドアが開いて、一人の男性が現れた。年齢は三十代後半のようで、水穂には少し劣るかもしれないが、やっぱり端麗な、整った顔をした人である。テレビ俳優のような綺麗さというと、また意味が違っているような気がする。

「すみません。青柳教授からお宅へ連絡が行ったと思うのですが。」

「ええ、存じておりますよ。」

「今日、その希望者がこちらに来たいと申しておりまして。本来は、教授と一緒にいく予定でしたけれども、どうしても、学会に出す資料を書く用事がありますので、代理で同行いたしました。磯野水穂です。」

そう言って水穂は、軽く一礼した。聰もそれに続いて一礼する。

「はい、お待ちしていましたよ。どうぞおあがりくださいませ。」

男性は二人を中へ招き入れた。本当にとても小さい家だったけれど、どこか昔の雰囲気を持っている家で、高齢者であれば、何か懐かしい気がするかもしれない。

二人は、そのまま廊下を歩いてすぐのところにある、小さな部屋に通された。ここがいわゆる営業所に近い部屋なのだろうか。とりあえず、机といすはあるが、周りにあるのは膨大な着物の数々。特に女性ものは、普通目にする着物に比べるとびっくりするほど派手な原色と、大きな花柄などの大胆な柄配置になっている。中には、一般的な着物にはあり得ない配色や柄付きのものも平気で置かれている。

思わず口をあんぐり開けてしまう聰。隣にいた水穂が大丈夫かと声をかけて、やっと正気に帰る。

「これが、大昔の着物ですか。」

「ええ、正確に言えば同和地区の住民のね。」

そんな馬鹿な。とてもそういう人たちが着用していたとは思えない。むしろ西洋的でよいのではないかと思ってしまう。こういうかわいらしいものが着れるなんて、同和地区の人は得だな、なんて言いたくなってしまうほど、かわいらしい。

しかし、そんなことは言ってはいけないのも知っている。同和地区の人間が例えどんなに美しいものを身に着けていたとしても、美しいと思ってはいけない。しかし、これを馬鹿にする気にはどうしてもならない。そうなると、自分たちとは異なる民族とされても不思議ではないなと思わざるを得なかった。

「ようこそお越しいただきました。どうぞよろしくお願いします。」

あの綺麗な男性と、彼をさらに強化したような美しさを持ったおじいさんが入ってきた。あの布団屋の店長さんよりも、もっと目の色が深い、しっかりした感じの人だった。いわゆるテレビ受けしそうな美しさではない。たくさんのつらい思いに歯をくいしばって耐えたことを如実に感じる美しさだった。水穂もそうだけど、こういう地区の人は、そこが共通する美しさだった。顔立ちが整っているとか、そういう事ではない。かといって、怒りだけで構成されているのなら、こういう美しさは得られない。勿論怒ることもたくさんあるんだろうが、それ以上の喜びを知っていて、それを十分感じ取り、表現する技術を持っている、言ったらいいのか。とにかく、平民と呼ばれる一般的な人には絶対にできない顔だった。

ほら、と水穂に促されて、

「初めまして!須藤聰です!」

やっとそれだけ言う。

「はい、新山織物の新山融です。融は融点の融。そして、こちらは孫の郁夫です。」

静かにしゃべるその口調も、一般の人が見せる汚い発音とはまるで違っていた。隣にいた、男性が、深々と礼をしたが、その丁寧さも一般人とは違う。ここまで重たい敬意を出さなくてもいいのになと思われるのだが、二人にとっては、そうしなければならない習慣が、必須的に身についているのだとわかった。

「今日は、どうしてうちの工房にお見えになりましたかな?」

「は、はい、それが、あの、その、、、。」

どうしても用件を切り出せないが、二人は何も文句も言わずに、静かに待っていてくれた。早く言えとせかすこともなければ、何をもたもたしていると苛立つこともなかった。

「銘仙に興味持ってくださいましたか?」

不意に孫の郁夫と言われた男性が、そう聞いてきた。

「何か、ご感想でもございますか?」

「いや、その、ど、どう言ったらいいのか、、、。」

答えが出ない。何か答えを出さなきゃいけないのに、答えが出ないとは何たる無礼だと思うのだが、まるで別世界の住人のような二人に対して、どういったらいいのか、全くわからずに困ってしまう。

「素直に言ってくれていいですよ。」

きっと二人は、もうどんな感想が出てくるか十分にわかっているんじゃないかと思った聰は、本当の事をしっかり言おうと覚悟を決めて、

「ごめんなさい!」

と言って深々と頭を下げた。この答えには、水穂も予想しなかったようだ。思わず驚いた顔で、聰のほうを見る。

「俺、じゃない、僕は皆さんのような人がここまで綺麗なものを作れるとは、全く予想していなかったのです!その、えーと、お二方のような人たち、あ、あ、これではだめだ、なんて言ったらいいのかな、あ、あ、ああ、なんて言ったらいいんだろ、ごめんなさい。でも感想は、そうじゃなくてえーと、えーと、あ、あ、ああ、、、。」

「いいんですよ。お二方のような人たちが、こんなものを作るとは思わなかった。と素直に言ってくだされば。」

ニコッと笑って、融さんがそう言ってくれなかったら、永久に答えなんて出ないかもしれなかった。

「だって、そんなこと言ってしまったら、お二方の気に障るというか、気を悪くされるというか、傷つくというか、、、。すごい物作っているんですから、お二方のようななんて、言えませんよ!」

「いいんです。私たちは、こんな人と呼ばれているのが当たり前なんですから。」

これを聞いて、もう、言えることはないなと思ってしまった。

でも、そこに置いてある着物たちは、まぎれもなく素晴らしいものたちばかりだ。これを馬鹿にするなんて、どうしてできようか。こんなものを作れる人が、なぜこんな人と呼ばれなければならないか。それがまことに不自然なのだが、、、歴史的に言ってしまえば、そうなるんだろう。

「歴史なんて、誰がどんなに努力しても変えることはできやしませんよ。どんなに優れた工芸品であっても、使う人の身分の低いせいで、価値がないとされてしまうものは結構あります。それは仕方ないじゃないですか。しかし、不思議ですね。僕たちは、生活だって、ままならないことのほうが多かったのに、こうして、派手な着物を求めるんですから。」

水穂が、そう言っている。確かに、他の着物に比べたら比べものにならないほど華やかな物が多い。

「わかりませんね。お役人のひどい仕打ちに対抗したり、他の身分の方に馬鹿にされたことが多かったので、それに対抗するために派手にしたのではないですか。」

穏やかに答えを返す融さん。しかし、それだけでは、何か不十分な感じだった。実際、銘仙の派手さの理由には、いくつか説があるが、確証はまだないと言われている。

「しかし、本当に、着物としてはあり得ない柄ばっかりで、びっくりしてしまいました。なんか、これを身分の低い人のものと限定してしまうのは、果たしてどうなのでしょうか。なんか、もったいない気もしますが?普通に着てはいけないのですか?」

「ああ、それは、まずありえない話ですよね。いくら派手であっても、人前で着用してはならないと言われているのが銘仙です。確かに、明治くらいには大いに販売されたようになったそうですが、あくまでも普段着で、どこかへ出かけるのなら、別のものを着ていました。今でこそ、誰でも着ていますが、銘仙は家で着るものというルールがしっかり残っております。外へ出るのは、こういう身分の人間だったという事を知っていましたからな。それに、お稽古事とかそういうときは、師匠を馬鹿にしていると解釈されることもありますよ。」

融さんは、一般的なルールを話したつもりだったが、

「しかしですよ、こういう柄は、若い女の子たちであれば、絶対ほしがるのではないでしょうか。」

と聰は非常に現代的な話をした。

「俺、青柳先生から、あ、俺がお世話になっているところの主宰の先生ですが、その先生から教わったんですが、現代の日本では古い教えと新しい教えが混在しているので、若い人が苦しむという現実があると聞きました。つまり方向性が全くないのです。俺は、思うのですが、何もないのなら、こういうものを登場させてもいいと思う。お二人の話を聞いていると、はじめっから外へ出してもいみがないと言っているようですが、俺が見る限り、学校の勉強などまじめに取り組む人は誰もいません。偉い人であっても、日本の歴史なんて、試験の点数をあげる程度しか思ってないでしょう。だから、そういう事を知っている人はほんの一握りだと思います。知らない人のほうが多いと思う。ですから、もう、堂々と着ちゃってもいいんじゃないでしょうか。そうでないと、この着物たちは、作ってもらったのにかわいそうですよ。」

「いや、そうすると、同和地区の出身者とわざわざアピールしているようなものですよ。家で着るものと定義されたのは、そういうわけなのです。誰だって、馬鹿にされたくはないですからね。」

融さんが、現実的な話をしたが、聰はそれを無視してさらに続けた。

「そうかもしれませんが、日本の歴史を知ってもらうきっかけにもなりますから、俺はぜひ、生産を続けてほしいと思います。」

「それを知って何になるんです?」

水穂が口を挟む。

「いえ、最近の若い人たちは、今の楽しみばかりに心を盗られて、過去の人たちのおかげで生かしてもらっていることをまったく知らなすぎるから、そういうきっかけもできるのではないかと思うんです!俺、こういう知識なんて全くないから、全然馬鹿ですけど、教えてくれれば一生懸命覚えます!だから、俺もここを手伝わせてくれませんか!」

聰は機関銃のようにまくし立てて、最後は椅子から立ち、手を着いて懇願した。勿論、着物とかそういうものについては、一切知識はないけれど、詰め込みで勉強することは経験していたし、これまでの仕事の失敗でさんざん上司に怒鳴られているので、多少の事では驚かない自身もあった。

「すみません!こういうときに俺というもんじゃありませんでした!もう一度言いなおしますが、僕をここにおいてくれませんか!」

「すみません、お願いします。」

水穂も同じように懇願する。

「そうですな。」

融さんが静かに言う。

「時代ですね。この地区にも、新しい風が吹いたという事ですね。もはや、こういう仕事は血縁者だけではないのかもね。」

郁夫さんが発言すると、鳥たちがそうだよ!というように一斉に鳴いた。
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