08:屋敷の探索 その1
文字数 2,400文字
どうにかあなたたちに危険を知らせようと思ったのですが、この屋敷、この山全体に彼の呪いがかかっているようで、わたしのような存在にとってはとても大きな影響を及ぼし、意識を取り戻すことができませんでした
あなたたちに情報を伝えようとあの体からこの Siri に移ったところ、彼が現れ、わたしが寄生していた体は連れて行かれてしまいました
海苔蔵さんは「やれやれ」と言いながら部屋の外に出て行きます。
迅之介さんは部屋から『チャリオット』を持ってきました。
酢太郎さんは Siri の話について半信半疑の様子です。
酢太郎さんとまさきちゃんは蔵に向かいました。しかし蔵にはカギがかかっていました。
運良くヘアピンを持っていたまさきちゃんは、それを使って蔵の鍵を開けようと試みます。
酢太郎さんもまさきちゃんからヘアピンをもらい、鍵開けに挑戦します。
二人が鍵開けに挑戦したところ、パキッと音を立ててヘアピンは折れてしまいました。
酢太郎さんとまさきちゃんは蔵を離れる前に、蔵の中に聞き耳を立ててみました。
蔵の中からは全く何も物音がしないということがハッキリと分かりました。
二人は蔵のカギを探す為、屋敷の中に戻ることにしました。