第2話 流れ星に願いを

文字数 613文字

流れ星が願い叶えてくれる・・・その仕組みをしっているかい。

夜空に突然現れ、そして消えゆく流れ星。
もちろん、星座を形作る星が落ちてくるのではないよ。
流れ星の正体は、惑星空間にある流星物質・・・小さな固体だ。
それが地球の大気に飛び込んできて光を放つ現象なんだ。

でも、昔の人は、流れ星の正体を知らなかった。
「流れ星は、神様の世界の扉から漏れる光に違いない。
 神様の世界は、光で満ちている。
 神様は、時々、下界の様子を見るために扉をそっと開ける。
 この時に扉の隙間から漏れてくる光が流れ星だ。
 だから、流れ星の輝いている時に願い事を言えば、
 神様の国の扉が開いているのだから神様に願いが届くはずだ!」
なんとももっともらしい話だね。
流れ星の一瞬の輝きは、扉の隙間から漏れ出でる光に見えなくもない。

ところで、突然、出現する流れ星に願いをかけるのは、とても難しい。
夜空を見上げていて「あ、流れ星!」と思った時には、もう消えてしまっている。

そんな流れ星に願いをかけるにはどうしたらいいだろう。
四六時中願い事を心の中で唱え続けていないといけないね。
一時も休むことなく、願い事を思い続けていたら・・・どうだろう。
突然、現れる流れ星に願いをかけることもできるんじゃないかな。

一時も休むことなく思い続け、願いを叶えるために努力を続ける。
そうすれば、願いは叶うんだ。







え?
願いを叶える方法があるかって?
簡単なことだ。
その願いが叶うまであきらめないことだ。
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