第三話 「戦闘種族たち」03
文字数 1,398文字
戦闘以外のスキルに長けている戦闘種がいる。
【探査】のスキルを使った索敵や情報の収集だ。
彼らはその能力故にどのチームにも一人や二人はいたし、ベテランになればフリーで案件ごとにチームを手伝い、ギルドの調査などの仕事を受けていた。
シュンはそんな男の来訪を受ける。
【探査】のスキルを使った索敵や情報の収集だ。
彼らはその能力故にどのチームにも一人や二人はいたし、ベテランになればフリーで案件ごとにチームを手伝い、ギルドの調査などの仕事を受けていた。
シュンはそんな男の来訪を受ける。
2017/12/01 13:59
男の名はガスケス。探査のベテラン戦闘種だ。
2017/12/01 14:00
シュンは言葉を濁す。
彼らの中には情報屋としての側面を持つ者もいた。必要以上の話をする事もない。
実際にはギルドを通して代理人、エージェントへの十数件のスポンサーからの問い合わせがあった。
彼らの中には情報屋としての側面を持つ者もいた。必要以上の話をする事もない。
実際にはギルドを通して代理人、エージェントへの十数件のスポンサーからの問い合わせがあった。
2017/12/01 14:00
この事務所として使っている建物もスポンサーの企業が無料で提供してくれている。
2017/12/01 14:01
ガスケスは持って来た鞄をテーブルの上に載せて開いた。中は何層にも仕切られていて、様々なレアクリスタルが光っている。
2017/12/01 14:02
ガスケスはその探査能故に、自然死や深手を負って森の深部で死んだベヒモスを見つけ出してレアクリスタルを手に入れている。
マーケットに流さないで個別に売るのはその方が、割が良いからだ。
マーケットに流さないで個別に売るのはその方が、割が良いからだ。
2017/12/01 14:02
ガスケスが突然話題を変えた。
2017/12/01 14:12
ギルドは何を考えているのかとシュンは呆れた。
2017/12/01 14:14
デス・キャニオンはいくつもの渓谷が幾何学模様のよう交差している場所だ。
ベヒモスの巣が点在しその数も多い。
そこの攻略クエストなどよほど気合を入れなければ、自殺行為になりかねない。
ベヒモスの巣が点在しその数も多い。
そこの攻略クエストなどよほど気合を入れなければ、自殺行為になりかねない。
2017/12/01 14:14
女ばかりで下位ランクのチーム・スカーレッドがデス・キャニオンに挑戦するなどありえなかった。
2017/12/01 14:16
ガスケスは、話は終わりとばかりに立ち上がる。
そう言えばアルバーがチームに【回復】のスキルがもう少し欲しい、と言っていたのをシュンは思い出した。
そう言えばアルバーがチームに【回復】のスキルがもう少し欲しい、と言っていたのをシュンは思い出した。
2017/12/01 14:18
声を掛けると開け放たれた部屋の入口から、サブリーダーのアルバーが顔を出した。
2017/12/01 14:19
レアクリスタルの希少性とコンテナの希少性は正比例しない。
例えば【回復】のコンテナは皆が広く浅く持つが、レアクリスタルはそれほど豊富ではないのでマーケットでも品薄になる。
例えば【回復】のコンテナは皆が広く浅く持つが、レアクリスタルはそれほど豊富ではないのでマーケットでも品薄になる。
2017/12/01 14:20
シュンは立ち上がってからアルバーに念を押す。
2017/12/01 14:21