プロット

文字数 681文字

【起】
夕月梓は小学五年生の男子。梓の家には、生まれたときから妖怪がたくさん住み着いていて、梓もそれを当たり前として過ごしてきた。そのせいか、人間の友達がなかなかできない。
ある日、クラスに霊感少女の朝霞美桜が転校してくる。美桜は梓を一目見るなり、「あなたを妖怪から助けてあげる」と言ってくる。

【承】
必要ないと言っても妖怪たちを祓おうとしてくる美桜に、うんざりする梓。そんな中、学校で『消える生徒事件』が起こる。妖怪たちと力を合わせて事件に挑む梓と、梓にまとわりつき首を突っ込む美桜。なんとか事件を解決すると、更に新たな事件が起こる。

【転】
『ランドセル切り裂き事件』により、何人もの生徒のランドセルがずたぼろの状態で発見される。怖がる生徒たちを、「不審者が校内にいるかも」と帰す大人たち。梓も帰るが、怖がる被害者の女子生徒をかばった美桜が、何者かに連れ拐われたと知らされる。
危険な気配を感じた妖怪たちに止められるが、美桜を救いに行く梓。凶悪な妖怪にとりつかれた犯人に捕まり、仲間の妖怪たちも封じられて危機に陥るが、美桜の霊能力の源である守護霊と梓の力が合わさり、犯人をやっつけたのだった。

【結】
平和な学校生活を取り戻した梓。犯人を梓と美桜の力で捕まえたことは二人だけの秘密だ。
「あたしがちゃんとあなたの話を聞いてたら、もっと仲良くなれてたのかな…」
「もう……友達、だし。今からだって、もっと仲良くなれるよきっと」
手を繋ごうとする二人。途端、梓の後ろからたくさんの妖怪がいたずらで顔を出し、驚いてひっくり返る美桜。慌てる梓。今までと同じ、だけど少し新しい日々が始まる。
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