第49話 『 苦 夏 − サタナクラ − 』 

文字数 675文字

 (by 柊実真紅@日付不詳) 2.


   2.

 「くそっ(ヴァル)!」
 あまり上品とは言えない悪罵をつぶやいてカナヤは汗をぬぐった。
 塩気が、とうにすりむけた手のまめにしみて顔をしかめる。
 もとをただせば農奴などではない。

 「歌女、昼餉だよ」


 (※シャーペンと色鉛筆描きのイラストがあるのですが、
   みなさんにお見せできないのが……以下同文……☆ )

 
カナヤ
タニヤ
タミヤ
カムヤ

オドゥン
オ・ドゥン
オウドン
オードン
ドゥオン
オドゥン

☆サタナクラ。奴隷文化の土地。
☆そこに売られてきたタニヤはすこし獣じみた野生の眼をもつ、赤い肌、赤い髪の歌女(ウタヒメ)である。
季節農奴はブナンジュの摘み取りと植え替えに忙しい。   ……読めねーな★(※)
☆各地の奴隷農場では《主義者》の取り締まりが厳しくなっていた。
☆奴隷達の人気を集めるタニヤに、南方の白人の医師、ドゥオニは自ら主義者であると名乗って近付くが、
☆夏至の太陰の奴隷祭の夜、密告者であることが知れて皆になぶり殺しにされた。
☆そして季節の終わり。タニヤは迎えの主義者達と共にサタナクラを去った。

 破滅(ヴァルス)の名を持つ男。

 

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コメント
りす 2006年12月23日23:13
ヒミツ日記(相互リンクの人のみ表示)

……おぉっと!! !(@_@)!

文中、一行だけ、「左手書き」に挑戦しているぞっ!!

……すでにしてケンショーエン、悪化しはじめているみたいです。

……だってこの時代の同人誌……。

「原稿、手書き」だったんだもんっっっっ!!!!

 (^◇^;)d”””””” ありえね〜っ!!
 
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