国語の点数が低かった高等遊民様

文字数 872文字

よく、作家や本の虫と言われる方に来る問い合わせの中に、
「さぞかし、学生時代は国語の点数が良かったのでしょう?」と
プレッシャーをかけてくる方がいらっしゃいます。

大多数の作家、読書が趣味の人は多分に漏れませんが、
私 高等遊民に関しては全くそんなことはありませんでした。

高等遊民様の着ぐるみの中の人は、
実は、高校時代、国語の点数がクラス平均以下でした。
40人中、31番目かな・・・。

特に、小説の点数がメチャクチャ低かったです。
50点中14点くらいだったかな・・・。
あまりにできが悪すぎて、小説に関して補習課題も課されるくらいでした。

テストの講評について、採点したベテランの先生が、答えの解説をするとき、
「この5択の中で、イの「すがすがしい気持ち」を選んだ人がこのクラスでは2人いましたが、先生は、採点をしていて、イを選んだ人は、人として、社会人として、この先上手くやっていけるか心配になりました」
と言っておりました。

先生の皮肉の効いた解説にクラス一同爆笑しておりました。

先生、2人のうち、1人は私ですよ!
そんなこと、クラス全員の前でカミングアウトせんでください。
なぜなら、当の本人(=高等遊民様の着ぐるみの中の人)は冷や汗をかきながら、
先生の解説を聴いているのですから。

というわけで、私 高等遊民様はこうしてネット小説を投稿しておりますが、
学業として、国語の成績は人に自慢できるものではなく、
自分でも苦手意識をもっておりました。

「この登場人物の心情を次の中から選べ」と問題文の中で指示がされていても、
本当に登場人物の心情はこの選択肢の中のどれか一つに収束するんか?と
問題を解いているときに疑問に思いましたもん。

まあ、こんなことで悩む子は、私みたいに社会生活を上手くやり過ごすことが、
苦痛な子なのかも知れません。

でも、大丈夫。
小説を「書く」立場は自由だから。
いつでも、ネット小説空間に逃げ込んできてきてくださいね。
私みたいな立場で何を言っているんだか・・・。

でも、こんな投稿で、元気づけられる方がいれば、
私としてはとても嬉しいので、ひとまず投稿します。

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