第1回 犬の鼻にスダチ先生インタビュー

文字数 4,132文字

異世界誕生ライブインタビュー第1回は、「異世界転生したら女神がニートとチートを間違えて俺無双」(実在しません)が大ヒット中の犬の鼻にスダチ先生(実在しません)が登場!

異世界ファンタジーとの出会いを語っていただきます!
8月28日(水)21時より開始予定。

前半は1対1のインタビュー、後半に少し質疑応答の時間を設けますので、ぜひご参加ください!!

皆さん(いるといいな)、こんばんは。講談社ラノベ文庫のシゲタです
現在活躍中の先生がたに異世界ファンタジーとの出会いを語っていただく不定期連載インタビュー、異世界誕生interview2019。
第一回はTVアニメ化もした「異世界転生したら女神がニートとチートを間違えて俺無双」(以下、ニート無双)の犬の鼻にスダチ先生です。
……えーと、スダチ先生と略して表記してよろしいでしょうか?
スダチでいいです(笑) 
犬の鼻スダチです。どうも、よろしくお願いします。
ちがった。自分の名前間違えた(笑)

犬の鼻にスダチです。

先生、落ち着きましょう(笑)
まず、最初の質問ですが、スダチ先生が異世界ファンタジーを書くことになった切っ掛けはなんでしょう?
すいません、続けてください(笑)
はい。僕はご存知のように、某小説投稿サイトの出身で、今もそこで連載してるのですが――
具体的な名前、出さないでいただきありがとうございます。
だってシゲタさん、メールで何度も『固有名詞出さないでください』って念を押すんだもん(笑)
そんなに言っちゃダメなんですか?
一応、ナシで頼みます。普通はOKらしいんですが、今回は確認してもらう時間がないので……。
なるほど(笑)


とにかく、例の小説投稿サイトです。

その投稿サイト、僕はけっこう初期から連載してて、今年で10年目になるんです。
10年! おめでとうございます!

ありがとうございます

で、そのころは異世界ファンタジーを書く人は、僕を含めて10人もいなかったんじゃないかな。


……いや、もっと少ないか。僕とKemecoさんと、あと何人かという感じでした。
Kemecoさんというのは「信長のパン屋さん」の田中Kemeco先生ですね。
当時は異世界、流行ってなかったんですか。なのに、あえてそのジャンルを選んだわけは?
やっぱり好きだったからですかね。

エフエ……じゃなくて某オンラインゲームもやってましたし。

『ルイズ、ルイズ、うわぁあああ』の某アニメも観ていましたから(笑)
固有名詞隠し、ご協力ありがとうございます。
それに、あの作品の影響もあるのかな……。


シゲタさん、「タカシの冒険」ってラノベ、わかります?

しましまエフ先生の?
おっ。さすが、ご存知でしたか。
……いや、マイナー扱いすると怒られるかな?


10年ちょっと前の作品で、超メジャー作というわけじゃないですが、サイト作家同士で飲んでると、よく名前の出てくる作品です。

たしかに序盤の部分、少し似てますよね。
『トラックに撥ねられた主人公が、ゲートの女神様に導かれて異世界に行き、現代知識で大活躍』って
メソッドを確立させた作品のひとつですので。
あっ、けど、あくまでも『ひとつ』ですよ!

他にも似たような作品ありましたし。

だから、似ててもパクリじゃないです!


ここ、ホントに絶対間違えないでください。そういうんじゃないんです。

インタビューを読んでらっしゃる皆さんにはわからないかもしれませんが……


スダチ先生、たぶん今めっちゃ真顔です(笑)

いや、笑いごとじゃなくってね。本当に。
まあ、もとは同じネット小説で、主人公がニートってところも共通してますが……
けど、あれのパクリというなら某先生とか! 某先生とか、某先生の方がよっぽとパクリですから!
ちょっと…

とにかく「ニート無双」の初期は「タカシの冒険」の影響を受けています。もちろん、社会通念上許される範囲でね。


けっこう違う内容なのは、僕の本を読んでいただければわかります。

あっ、いけない。

なんか普通に「タカシの冒険」って口にしてた。これ、マズかったですね?

いえ、平気です。この作品については大丈夫です。
そういうもんなの?
はい。ところで、この作品ご存知でしょうか?
早いところだと今日あたりから書店さんには並べていただいているようですが、
9月2日(月)に弊社から出るラノベで「異世界誕生 2006」。


http://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000324512

なにこれ?


書いたの、伊藤ヒロ先生なの?

この人、前に僕の作品、勝手にパロディにしてたんですよね。

会ったら叱っといてください。

この本、しましまエフ先生についてのノンフィクション小説なんです。
エフ先生が「タカシの冒険」を書くまでの話。
えっ、マジですか!? 読みたい!
えっ……


今、あらすじ読んでるんですが、

息子さんがトラックに撥ねられて亡くなったって。もしかして本当のことなんですか?

なのに、あんな小説書いてたんです!?

本当だそうです。


伊藤先生が言うには完全ノンフィクションなんだとか。

そうなの!?

すごいですね、この話……。

じゃあエフ先生、ホントにこんな美人なんですか?
イラスト、かなり似てるそうですよ。娘さんも。

えー、いいなあ。


しましまエフ先生、講談社のパーティーに来ます? どこ行けば会えますか?

そこまではちょっと……。
そろそろ時間ですが、最後になにか一言いただけますか?

そうですね……。


僕の場合、しましまエフ先生とは違って、ニートは自分自身でした。

ただ、リアルニートだった僕が「タカシの冒険」に勇気付けられて「ニート無双」を書き始め、
現実社会という僕にとっての異世界で、こうしてそれなりに活躍することができたわけです。
その意味ではエフ先生は、僕のゲートの女神様です。

貴女のおかげで救われました!

いい話ですねえ……。
エフ先生、まだ独身でしたら結婚してください!
ええ……(ドン引き)
なにやら最後の最後で台なしになった感はありますが、インタビューは以上です。
犬の鼻にスダチ先生、本日はありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
続いて質疑応答に移ります。
犬の鼻にスダチ先生に何かご質問のある方は、どうぞご遠慮なく書き込んでください。
これマジで今誰か見てるのかとか全くわからないんで怖いですね。
怖いんでとりあえずどなたか、なにか……
質問はないですが見てます!

kodai0512

これ、ノベルデイズに登録しないと書き込めないので、ちょっとハードル高いかもしれないですよね……。


軽く関係ない話でもしますか? ぼくら投稿サイト作家が、どれだけ投稿サイトに人生かけてるか、みたいな話とか。

あっ、質問ありがとうございます!


コミュ力、ないですよぉ(笑)

はじめまして、こんばんは!おじゃまします!
10年前はどんなジャンルが流行っていたんですか~?
(投稿方法むずかしいい)

kazamimoyo

ただ、某投稿サイトは、何と言いますか……ニート率、すごく高いので。


なのでオフで会っても「俺と同じくらいダメなヤツがいた!」と安心して喋れます(笑)

資料的価値が高そうなので購入予定です。


質問ですが、

自分も最近投稿サイトに小説を書き始めているのですが、

案の定まあ読まれません。

そのあたりのモチベーション維持については何か対策はあるでしょうか?

自分としては読まれる機会が少なくても、

長編一本を書き上げることができるなんてこんな幸福なことはない、というモチベーションを持ちながらやっています。

今は知らないけど、僕が連載始めたころはニートばっかりでしたので。

>10年前はどんなジャンルが流行っていたんですか~?


一番多かったのはMMOものか、異能学園ものかな?

昔のことなので、ちょっと思い出すの難しいですねえ。


ただ、それ以前に「投稿サイトでラノベを書く」という文化自体が今ほど流行ってなかったですね。

ちょっと盛り上がっていただけてありがたいです。

22時でご質問締めたいと思います。

いかがですか?

>そのあたりのモチベーション維持については何か対策はあるでしょうか?


僕の場合は……無職で時間があったことかな?(笑)


あとは、さっき少し話しましたが、オフ会なんかで他のニート作家たちと知り合って、仲間と競い合って書いてましたから。

「自分と似たような境遇のやつが他にもいたんだ」って元気づけられて、それで続けられたのもあるでしょうね。

その意味では、コミュ力はないけど、仲間には恵まれたのかもしれません。

いい話ですねぇ…
>22時でご質問締めたいと思います。


わかりました。

>仲間との絆……最高じゃないですか。


異世界転生なんかしなくても、ニートは主人公になれるのかもしれません(笑)

なるほど…

回答ありがとうございます!!

回答ありがとうございます!
もっと時代を感じるジャンルかと思ったら今も普通にあるジャンルなんですね~
いせたん実はかなり期待してます。スダチ先生も買いましょう!!
では最後に僭越ながら私から質問を。

先ほど犬の鼻にスダチ先生に『異世界誕生 2006』の原稿PDFをお送りしまして、恐るべきことにもうお読み頂けたようなのですが、率直なご感想を頂けますでしょうか?

誰が見てるかわからないから怖いとおっしゃられていたので、見ています、と書き込みます。
さすがに全部は読めてない(笑)
ただ、この本、想像以上の破壊力でした。

え、こわい……。

ざっと見たところ、エフ先生の生き様とか、熱い家族愛とか、そういうのがテーマの本です。

それと、人はなぜ創作をするのかについても語ってるみたいです。


よくないですね……。これ読んだら、今までと同じ気持ちで異世界ファンタジーは書けないかもしれません。


――それと、やはりエフ先生は僕と結婚してくれないでしょうか? 娘さんの方でもいいです。

できれば、ファンタジー世界の方のエフ先生がいいです。
はい!犬の鼻にスダチ先生、本日はありがとうございました(真顔)


明日は蓬莱山カレン先生にインタビューいたします。

お楽しみに!!(真顔)

楽しかったです! インタビューおつかれさまでした!
おつかれさまでした
たのしかったでーす!
スダチ先生の新刊待ってます!!
ご覧いただいた皆様もありがとうございました。

それではまた明日お会いしましょう!

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