3時10分、決断のとき

文字数 934文字

一時期、西部劇にハマっていたことがあったのよね
西部劇って言うと、カウボーイハットかぶった男たちが、荒野で早撃ちをするやつか
随分と偏ったイメージね
西部劇と言えば、保安官が悪党共を成敗していくイメージがあるけれど、中には悪を恐れる人間らしい主人公を描いた西部劇もあるの
それが「3時10分、決断のとき」ってわけか
いえ、それが1952年につくられた「真昼の決闘」
お、おお
1960年には、「荒野の七人」という西部劇も公開されたわ。この映画はなんと、黒澤明監督の「七人の侍」の西部劇バージョン。七人のガンマンと盗賊たちの戦いが描かれているわ
時代劇と西部劇って、通じるところがあったんだな
その1年前、1959年には「真昼の決闘」に異論を申し立てた「リオ・ブラボー」が公開されたわ
異論を申し立てた?
「真昼の決闘」が悪を恐れる人間らしい主人公を描いたのに対し、「リオ・ブラボー」の主人公は冒頭から敵を射殺するし、治安が悪いのは日常! という世界観で、ダイナマイトすらぶっ放すような男よ
西部劇って銃で撃ち合うだけじゃなかったのか
そして、1968年。今度はわけあって悪党と手を組む、男同士の世界観を描いた「ウエスタン」が公開されたの
西部劇にもいろいろあるんだな
そして、今回のサブタイトルにある「3時10分、決断のとき」。2007年制作の映画ね
最近じゃねーか
いっても、10年以上前よ?
まあ、な
悪党と牧場経営者との対決も描かれる「3時10分、決断のとき」だけれど、この映画ではクズな保安官や、正論を口にする悪党も登場するの
2007年にもなると、さすがによくある西部劇のパターンのままではいられないわけか
西部劇は歴史が長いけれど、ヒット作もなかなか出なくなっていたもの。仕方ないわ
この映画の面白いところは、主人公は盗賊団の頭を縛り首にするため、彼を汽車に乗せるまで護衛するのだけれど、主人公はその頭を護衛しながら盗賊団のメンバーと戦うのよ

主人公と盗賊団頭との間に芽生える友情に注目したい作品ね。

あと、父子の絆も描かれるわ

誰の息子なんだ?
それは実際に見て確かめてほしいわ

とにかく、西部劇にも勧善懲悪から、そうではないものまで、いろいろあるという話ね。

ぜひ、いろいろな西部劇を観てもらいたいものだわ

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登場人物紹介

ミユ


スイーツが大好きな女子高生。

好きな映画は「ペイ・フォワード 可能の王国」「ズートピア」「パディントン」。

マオ


ツッコミとボケの二刀流。だけど案外常識人な女子高生。

好きな映画は「ショウタイム」「トランスポーター」「アベンジャーズシリーズ」。

星崎梓


おバカ。

好きな映画は「レディ・プレイヤー1」「主人公は僕だった」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。

星崎ゆうな


梓の妹。好きな映画は……?

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