第13話

文字数 570文字

カナトさんに言われ、親に電話をかけてみることに。


いつもは携帯の電話帳からかけているので


電話番号がなかなか思い出せない。

(えっと……なんだっけ?


ん、多分この番号……)

ちょっと不安ながらも、実家にかけてみる。



……しかし繋がらない。

繋がらないのか……?
うん
……そうだりっちゃんにも、かけてみよう

(えっと、りっちゃんの電話番号は確か……)


なんとか記憶を手繰り寄せ、


これだという番号をプッシュしていく。

『ピンポンパンポーン


お電話、ありがとうございます。


この電話番号は、現在使われておりません。


番号をお確かめの上、もう一度……』

え……?


あれ?


番号、間違えちゃったかな……?



……うーん……この番号だと思ったんだけれど……。


……だめだ、思い出せない

……。


繋がらないのか……?

……うん……。


……どうしよう……

……。


今から君の地元に、直接行ってみるとかは……?

えっ……?
思わぬ言葉にびっくりする私。

じ、地元って……


ここから新幹線でも2時間以上はかかるよ?


お、お金もかかるし……


……さすがにこれ以上カナトさんに迷惑は……

うーん……でもここで別れるのも


なんだか心配だしな……。


まだ何も解決してないし……

(カナトさんはこう言ってくれてるけれど……


あっ……)

そうだ!


実家に帰ればお金、カナトさんにお返しできるかもしれないので


私、実家に行ってみることにします

……わかった
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登場人物紹介

星崎 紗奈 (ほしざき さな)


17歳 専門学生


本編の主人公。


成瀬 律 (なるせ りつ)


18歳 高校3年生


紗奈の幼馴染。

紗奈には”りっちゃん”と呼ばれている。

カナト

ラビス

大家さん

(その他人物)

(その他人物)

スマホ


↓(以下ネタバレ含む人物:表情など)


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カナト

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ラビス

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カナト

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