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文字数 257文字



雨の音にかき消された
昨日別れ際に叫んだ言葉は
もうどこかに消えた
振り返らずに君は
ただひたすら歩き続けて
その距離が僕らの
心の距離にに見えた
2人での道はもう終わるけど
それぞれの道のまだ先に
いくつもの通過点と終着点が
太陽を覆う雲のように
見渡すことができない不安は
新しい出会いや別れをもとめて
それぞれを行くけど
もう交わることがなくても
心のどこかでエールを送るよ
短い時間に喧嘩もしたけど
僕に大切なことを
気づかせてくれたから
やがて時を経て
平行して歩くことがあるなら
ただ遠くの空の下で
今日のようにその背中が
見えなくなるまで見送ろう




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