第69話 2国ギルド 俺らは雑魚だ、魔王級(女子2名)と戦いたいか?

文字数 2,481文字


宿に帰ってみると、、
なにこれ?
100本はくだらないよね?、、、
まだまだ作ろうとしているよ?
「山田くん、もういいから、これ以上は売れない。OK.充分。終わり。」
残念そうに山田は材料をしまい始める。

夕方の混み初め。
晩飯を食い終わった俺達は、テーブルのうえにアロマキャンドルを並べ始めた。

「おきゃくさん、そーゆーの困りますよー」給仕
「え?いーじゃん、面白いよこれ?」
給仕は躊躇し、続きを聞きたがる

「さておたちあい!これは有名な魔法使いのキャンドルだ!!好きな夢を見られるキャンドルだ!
おまえら、夢の中で思う存分騙して嵌めて大笑いしたくないか?一生かけてもできないくらい面白いぞ?!!
お前らが好きなすげー面白い夢が必ず見られる魔法使いの作ったこのキャンドル!!
今日は特別に銀貨1枚だけ!!銀貨一枚ぽっきり!!ここにあるだけだ!
早いものがちだぞ!!」
全ての目がきらきらだ!

「1本」「3ほん」「俺は10本だ!」
「誰か!誰か金かしてくれっ!!」

あっと言う間にさばけた。
食堂に残ったのは、金が足りなく、買えなくってめそめそ泣いている1人のみ。
仕方がないので山田はちいさいキャンドルをその場で作ってその男にやった。
男は大きくスキップをしながら出ていった。

ほどなく、宿の中にアロマキャンドルの匂いがしてきた。かなり炊いている様子。バカ?

「俺らは出るぞ。」
荷物を全てストレージにしまい、俺らは宿を後にし、そのまま街を出た。

「あーあ、、どうなったか結果を確認したかったなー」山田
「そうだが、あれ意味ないぞ?全ての部屋でばんばん炊いているんだからいろいろまじっちゃうだろ?」
「あーそーか、実験結果にならないなー」


翌朝、野宿のかたしをして歩き始めてほどなくしたら馬車が後ろから追い抜きかけた。
乗せてもらう。
「あんたらどこからきたのか?」
「んー?国境の村」
「あーそーか、、んじゃちょい手前の街にはよらなかったのか、、」
「どーしたの?」
「ん?たいしたことない、なんでも壊滅状態らしい、、」
「「「へぇー」」」


聞くと、あと2つの街を過ぎたら、日のいずる国だろう、とのこと。このおっちゃんは行ったこと無いと言う。
次の街でおろしてもらい別れた。
まだ昼過ぎだ。
めしくってギルドに寄ってみる。


カランカラン!
ガヤガヤガヤガヤ
いつものどこでも有るギルドの光景だ

特に注目はされない、、のが、、違うな、、、さては、、、
掲示板を見る。、、、アレだ、、やり方が3国並、、何で金縁にしてんの?赤のデカイ文字多すぎ。わざととらしすぎ、、
で、そのとなりにあるフツーに見えるので、でも報酬が普通の1.5倍位?んなの普通のこってるわけねぇじゃん?
引っ掛けと本命。
無視して窓口に。

「ここで登録ってできるの?住んでるんの他の国だけど」
「何?旅行者?できるけど、、」
「ん、この子」
「まだちいさいねぇ、、」
「まぁ、でも狩りは得意だ。試験とかあるの?」
きらりん!
くいついたっ!!
「よし、では試験してみようか!」
ここも裏に訓練場があるみたいだ。
他の冒険者達もぞろぞろ付いてくる。
できりゃー一緒に料理したいなー

「ミギャ、剣とか使うか?」
「いらない、素手が一番」
「よし、んじゃ、、弱いふりして、たまたま勝て。たまたま偶然勝ちゃった!みたいな感じで」
「ん」

「よし、かかってきてみな?」職員
「ん、でもいつも狩りは大物なのでカウンターしかできない」
「・・・・・・そうか、、では」
しゅばっ! そこそこ早いかーなー?
はなくそほじくって左手だけでさばいたその手で腹の下あたりをひょいっと、
っぽーん!!・・・・・・・・どっすーん、、、
「・・あれ?偶然たまたま勝てちゃった、てへ?」 棒読みじゃん、、、
「だめだ神山、私じゃうまくできない。」
か、、かみやま、、?かみやまって、、あの? いやいや、まさかな?
「山田ベータ!どう?ミギャ上手くできたと思うか?」
ぐっつ!!サムズアップ山田
やまだ?やまだとかみやまだって、、??? んじゃ、、

「「「「うっわーーーー!!!みぎゃーーー!!!うっぎゃーーーー!!!!」」」」」

ひゅー、かさかさかさかさ・・・・

をい、、どーゆーこっちゃ

のびている職員に活を入れて、事情を話させた。
曰く、
神山と山田のいるチーム変七(勝手におかしなチーム名付けるな!!)は、変態チームとして各国にその名は轟いている、関わったチームはことごとく変態に汚染されるそうだ。
こっからもう俺泣いているからな?
その変七だけでも一国どころか世界を壊滅させられるのに、それに汚染された凶悪チーム達も変七に加担してるので、どの国でも太刀打ちできない。その上千葉道場まで汚染されたという情報もある。
”触るな、触れるな、近寄るな”(前の2つ同じじゃん)が、冒険者やギルトの認識だ。
3国や2国の一般人なんぞ足元にも及ばないのは当たり前だ、、
お前たちだろう?国境の街とその隣の街を壊滅させたのは、、
その情報までもうこっちに?
だから、俺達2国人はもうあんたらに迷惑かけない、早々に日のいずる国に出ていってくれ、、
ということだった。

「だが、お前らそう言うが、お前らはうちのちーむの本命をしらない。俺と山田なんか前座もいいとこだ。
中堅神田はともかくも、本命の沖田と小田は、魔王でさえも裸足で逃げ出すというものだ。彼女らにかかったら、お前らの国全員、明日から引きこもりで、人の気配くらいで泣き叫ぶくらいまでなるぞ?
怖いどころじゃないぞ?あの2人は」
うんうん頷いてる山田

真っ青な職員

「どうだ?今ココに呼ぶか?2人を」
ぶるぶるぶるぶるおもいっきり首を振る職員、
土下座
「どーかそれだけはごかんべんをっつ!!!!」



あとはつまらんかった。
ギルドの用意した特製馬車で国境まで送られた。

ちなみに、その職員いわく、そのおれらの噂は主に2国3国でしているとのこと。
「だからあまりおこんないでね?ニャダのギルマスに言わないでね?うち潰されちゃうから、、、」
だと。ガンコーおじさん、今でも怖がられてんだなー。


国境向こう側には日のいずる国側のギルドの馬車が待っていた、、、、
そのまま千葉家に連行される俺達。
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