第56話:アゲタの傘フェスティバルとコスタノバ

文字数 1,622文字

 ポルトガルの夏は日射しが強く喉が渇くので頻繁に水分補給した。散歩し始めコインブラ大学創設者。ディニス王子の像を見学。町並みや建物の色使いは、ポルトガルの町は、空と海の青にマッチした白を基調にし屋根がピンクがかった肌色に統一されいて全体の町並みが一層美しい。
そして、町中をながれる川の色や真っ青な空の色と本当に素晴らしいコントラストで美しい。

 その後、コインブラから高速バスで17時過ぎ、ポルトに戻り、近くのレストランで夕食をとった。歩き疲れたので早めにホテルに帰り床についた。1日休んで、ポルトの市街地をぶらつく事にした。まずはクレリゴス教会。階段が狭く、かなりの段数がある。そのため疲れるが屋上の素晴らしい景色を観るために必死に頑張って登った。

 屋上からは、紅い色の屋根と白い壁の家々が美しく町中を流れるドウェロ川の景色も素晴らしい。ただ、起伏に富んでいて、歩くのにも大変で、生活も厳しそうだと感じた。続いてカテドラルに来て、中に入ると銀細工の祭壇が立派な聖堂が現れた。また、回廊の壁に張られたアズレーショの美しさに感動。そろそろ、お腹も空いので急いでドウロ川の畔のカフェに入った。

 ドン・ルイス1世橋が見えてきた。橋を渡る道は上下に2つあり上に上るのも面倒なので下の道を行きます。橋を渡り終わり対岸から見たカイスド・ダ・リベイラ側の景色も素晴らしい。今日は、疲れたのでホテルに戻り仮眠した。今晩もファドレストランで食事とファドを十分楽しもうと考えた。19時頃にホテルを出てファドレストランで食事をしてファドを聴いた。

 今晩は、始めて男性3人組のファドを聞く事になり荒々しい歌声と郷愁のギターが良くマッチして感動した。そして23時前、ホテルに戻り熟睡した。翌日は、朝早く出て、アベイロからアゲタ、コスタノバへ出かける予定をたてた。タクシーでカンパニャン駅に向かった。そこから普通電車で、アベイロまで1時間。アベイロからアゲタまで40分、千円と安い。

 10時前にアゲタに到着して、傘祭り・アンブレラ・スカイプロジェクトを見学向かった。現地までの間にも傘を飾っている家などがあった。実にオシャレな感じがある。メインの商店街に着くと、そこは、綺麗な景色になっておりカラフルな傘が、空を覆いつくす。日差しの強い日は、傘の柄が、光り輝いてとてもきれい! 傘の色使いがまた良いですよね。

 ポルトガルの色彩センスって良いなぁ。柄付きの傘を飾っている道もありました。こちらもきれいだけど、柄なしのほうがフォトジェニックな気がする。車のフロントガラスに映る傘も美しい!この周辺では、階段やベンチ壁などに絵が描いてあるところも結構あり、街全体がアートになってる。1時間くらい見て回ったあと、商店街の中にあったカフェでお茶をした。

 アンブレラ・スカイプロジェクトは、2006年から始まった町おこしのためのイベント。7月の3週間はフェスティバルが開かれている。ポルトガル各地からアーティストが集まってライブやパフォーマンスで盛り上がるようです。日差しの強い夏場・7~9月の間は傘が飾られているようだ。昼食をとってアゲダからアヴェイロに戻った。

 今度は、バスでコスタ・ノヴァへ行く事にした。コスタ・ノヴァは、別名をパジャマシティと呼ばれていて、ストライプ柄の家が立ち並ぶ街。もともと霧が多い所で、漁師が漁に出て帰ってくる時に迷わないように家を派手にしたのが始まりのようです。今ではリゾート地にもなりて、別荘として使われている建物も多い。コスタ・ノヴァは、アヴェイロからバスで行く事になる。

 コスタ・ノヴァ行きのバス停は、どこか確認してから乗った。バスで40分、往復で千円足らずと安い。聞いてみると目がチカチカする位、カラフルな街並みコスタ・ノヴァ。するとこんな建物がいっぱい。白地に赤や青、黄色に緑などで、ストライプ模様が入ってる。ほんとに、パジャマみたいと笑った。
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