研究所へ

文字数 649文字

 衝撃が収まると、フレディは腕で汗をぬぐい、ブライアンは髪の毛を整え始め、ロジャーは両手を頭の後ろで組んで明るく笑い、ジョンは派手に伸びをした。フレディは、弟たちを自分のもとに集めた。
「みんな、おつかれ」
「おつかれぃ!!!」
 兄弟たちはお互いにハグをした。
「うっし、研究所に戻るぞ!」
 こうして、グレイ家の四兄弟は意気揚々とドクター・フリックの研究所に戻っていった。ドアが開く音に、助手のアメリが真っ先に反応した。ドアのほうを見ると、ニートの兄弟がそろって「凱旋」した。
「あっ、四兄弟でス!」
 アメリは彼らを出迎えた。
「ほえほえ~、みんな無事だっただすか」
「ああ、全員無傷だぜ」
 四兄弟は、余裕の笑みを見せた。
「よかったでス。ガルーを1体消したのでスね」
 アメリが言うと、彼らはうれしそうにうなずいた。しかし、ドクター・フリックは少しまじめな顔をした。
「ほえほえ、ニートたち、戦いはこれで終わったわけじゃないだす。むしろ始まりだす」
 フレディ、ブライアン、ロジャー、ジョンもまじめな表情を浮かべてうなずいた。
「それとフレディたちの呼び方でスが、これから『G4』と呼ぶことにするでス」
「G4か…。いいよな、みんな?」
 長兄が弟たちの顔を見ると、3人ともうなずいた。
「ああ」
「うん、OK」
「もちろん」

 ソルシティを、いや人類を脅かす凶悪なガルー族を倒すその日まで頑張れ、G4!!


                  ― TO BE CONTINUED ―
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